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北の国から(きたのくにから)は、北海道富良野市(主に麓郷地区)を舞台にしたフジテレビジョン制作のテレビドラマ(1981年-2002年放送)。

概要

北海道の雄大な自然のなかで繰り広げられる人間たちのドラマは多くの視聴者の共感を呼び、初回シリーズの放映終了後、8編に及ぶ続編が放映された。さだまさし作曲・スキャットによる主題歌も広く愛されている。

初回シリーズで子役として「純」と「蛍」の兄妹を演じた吉岡秀隆と中嶋朋子は、その後の続編でも、成長した彼らを引き続き演じ続けた。

高い視聴率に支えられた人気ドラマだったが、制作スタッフの高齢化などにより続編の制作が困難になってきたことから、2002年のスペシャル版をもって放送を終了した。

ドラマのコンセプトは米国のテレビドラマシリーズ『大草原の小さな家』をヒントにしたものといわれる。なお、フジテレビは「北の国から」初回シリーズの放映終了後、アメリカ合衆国を舞台にしたドラマ『オレゴンから愛』を制作・放映している。

シリーズ

全作品のシナリオが理論社から刊行されている。倉本が執筆したベースのものであるため、実際の放映内容と異なる点もある。

連続ドラマ

  • 北の国から (全24話)

1981年10月9日 - 1982年3月27日

スペシャル

  1. 北の国から'83 冬
  2. 北の国から'84 夏
  3. 北の国から'87 初恋
  4. 北の国から'89 帰郷
  5. 北の国から'92 巣立ち〈2夜連続〉
  6. 北の国から'95 秘密〈2部構成であるが、2夜連続ではない〉
  7. 北の国から'98 時代〈2夜連続〉
  8. 北の国から2002 遺言〈2夜連続〉(テレビドラマとしての最終章)

※「北の国から'95秘密」からハイビジョンで撮影

その他

  • 北の国から~記憶

最終章「2002 遺言」の放送前に製作された総集編。2週にわたって「金曜エンタテイメント」枠にて放送。
前編が連続ドラマから「'87 初恋」まで、後編が「'89 帰郷」から「'98 時代」までとなっている。

主なスタッフ・出演者

スタッフ

出演者

逸話など

  • 田中邦衛演じる黒板五郎のキャラは、香取慎吾(SMAP)・石橋貴明とんねるず)・小堺一機原口あきまさらによく物真似されている。このうち、石橋はそのパロディが本家の宣伝に一役買ったとして、倉本から(相方の木梨憲武とともに)ドラマ「火の用心!」の主役に抜擢された。石橋は本編への出演も熱望していたが、こちらはついにかなわなかった。ただし、「'98 時代」でテレビに彼が広末涼子に扮して歌う映像(おそらく「とんねるずのみなさんのおかげでした」)が映る場面があり、間接的には「出演」を果たしている。
  • 純の口癖「今日、僕は・・・な訳で」「・・・しており」のセリフもよく物真似されたりして、有名。登場人物によるナレーションは、「前略おふくろ様」での萩原健一の成功を受けて使用されたものである。
  • 系列局の北海道文化放送が初回から番組制作に協力している。
  • 富良野駅近くに、富良野市駅前農業協同組合4号倉庫を改造した「北の国から資料館」がある(※有料)。
  • 連続ドラマ第1回で黒板親子が降り立った布部駅の入口脇には「北の国から ここに始まる」と書かれた碑が建てられている。
  • 芸能界でも同ドラマのファンが多く、ますだおかだ増田英彦は富良野でのドラマの足跡を辿るのではなく、東京での(特に「’92巣立ち」での純の東京の)生活の場面で登場するロケ地などを訪問するのが趣味であると語った(2006年7月21日放送の『ごきげんよう』にて)。また、雨上がり決死隊蛍原徹は年に何度か富良野を訪れ、地元の住民からも歓迎されている。そんな縁もあり蛍原の希望で北海道美瑛町で挙式した。蛍原本人は「将来的には北海道に移住したい」とも話す。

テーマ曲について

さだまさしの歌う有名なテーマ曲『北の国から 遥かなる大地より』の誕生については、以下のような逸話がある。

さだがコンサートツアーで札幌に行った翌日、さだと当時のバンドのギタリスト坂元昭二は富良野にある倉本の自宅に呼ばれ、ドラマの第1回・第2回のビデオを見せられた。感動したさだは倉本に感想を聞かれ、「これは大ヒットしますよ」と答えたところ、倉本に「じゃ、まさしが音楽やって」と言われてしまった。

さだは当初、自分は九州(長崎県)出身であり、北海道には北海道出身の人間がいるだろうと(おそらく友人の松山千春中島みゆきあたりを念頭に置いていたのだろう)答えたが、倉本はそんなことは関係無いと答えた。問答の末、さだが承諾したところ、今度は「今作れ」といわれ、即興で作ったのである。実は倉本はさだにギターを持ってくるように、と言っており、最初から作らせるつもりだったのかもしれないと、後にさだは語っている。

なお、このテーマ曲は歌詞が無いことでも有名だが、さだと倉本は「ドラマのイメージを壊す」と作詞を断っている。1998年のNHK紅白歌合戦でさだがこの主題歌を歌うと発表されたとき、歌詞をつけて歌うのではないかという噂が流れたが、結局歌詞をつけて歌うことはなかった(ちなみにこの年、さだはこの主題歌をシングルCDで発売している)。

のちに、テレビのトーク番組に出演したさだが明らかにした内容として、倉本氏宅での即興作成時、さだが北海道の広大な台地をイメージしたメロディーラインを「♪ああ~あああああ~あ(語尾下げて)」と発した際、倉本氏より「それいいね。で、その続きは?」と言われ、続けて「♪ああ~あああああ~(語尾上げて)」と発した。さらに倉本氏「続けて」。さだ「♪んん~んんんんん~ん、んんん、んんんんん~」これを聞いた倉本氏「いいね。これでいこう。」とそのまま決定。メロディーラインを即興で考え発しただけのつもりが、イントロのギターからAメロ・Bメロと、その時の即興メロディー案がそのまま採用されたとのこと。

現在、この主題歌は、バラエティ番組などで北海道のシーンのBGMとして使わたり、北海道日本ハムファイターズの応援団が使用していたりと、北海道を象徴する楽曲のように使われている。

関連項目

優しい時間(同じ倉本聰脚本・富良野を舞台にした連続テレビドラマ)

外部リンク


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