007 ロシアより愛をこめて






『007 ロシアより愛をこめて』(ダブルオーセヴン ロシアよりあいをこめて、原題: From Russia With Love)は、イアン・フレミングの長編小説。また1963年に製作されたイギリスの映画である。ユナイテッド・アーティスツ提供。公開時の日本語題は『007 危機一発』。007シリーズ第2作目。日本での公開は1964年4月。
あらすじ
犯罪組織“スペクター”は、仕事の邪魔になるイギリスの諜報員007ことジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)を始末するため、罠を張る。暗号解読機「レクター」とソビエト人美女タチアナ・ロマノワ(ダニエラ・ビアンキ)を餌に、ボンドをトルコのイスタンブールまでおびき寄せ、殺し屋のグラント(ロバート・ショウ)を差し向ける…。
みどころ
屈強の殺し屋との格闘、ヘリコプターによる追跡、ボートでの脱走と、見せ場が次から次に登場する。ダニエラ・ビアンキは、知性の中に色気とチャーミングさを覗かせ、その後のボンド・ガールの方向性を確立した。ボンドのアクションにおける強敵としてのグラントのキャラクター、支給品の秘密兵器(ここでは決まった手順であけないと麻酔ガスが噴き出す仕組みになったアタッシェケース)がクライマックスで重要な伏線になること、何よりもオープニング・テーマの前に「プレ・アクション」が入るようになったことなど、後続作品に踏襲されることになるパターンの多くが、本作で形作られた。ファンの間でも最も人気が高い作品の一つである。
サウンドトラック
ライオネル・バート(Lionel Bart、1930年 - 1999年)が作曲、バラード・シンガーのマット・モンロー(Matt Monro、1932年 - 1985年)が唄う同名タイトルの主題歌が大ヒットした。
「危機一発」
1964年4月の公開当時の邦題の「危機一発」は、髪の毛一本の僅差で生じる危機的状況を意味する「危機一髪」と銃弾「一発」をかけた一種の洒落で、当時ユナイト映画の宣伝部にいた映画評論家の水野晴郎が考案したとされる。その後、「危機一発」という語句は「ドラゴン危機一発」や「黒ひげ危機一発」でも用いられた。
これによって間違えやすい熟語に加えて本来の四字熟語としての表記も「危機一発」であるとの誤解が広まったともいわれる。
余談
原作によると、作中登場する仕込み靴に塗られていたのはフグ毒で有名なテトロドトキシン。
原作ではこれを刺されたボンドが呼吸困難に陥り「一体どうなるのか!?」というところで次作まで待たされるが、映画ではこのエピソードは採用されなかった。
ちなみに、原作ではその後人工呼吸によってボンドは一命を取り留めている。
スタッフ
キャスト
日本語吹替