01MESSENGER ~電子狂の詩~






01MESSENGER ~電子狂の詩~(ゼロイチメッセンジャー でんしきょう-うた)はサザンオールスターズの39枚目のシングル。前作「太陽は罪な奴」から約1年2ヶ月ぶりとなる1997年8月21日に発売。発売元はビクターTAISHITAレーベル。
解説
タイトル通り近未来のデジタル的な要素や、情報社会への比喩などが中心になっている作品。音にも打ち込みや電子音などを多用し、かなりコンピュータ技術を使い込んだサウンドになっている。夏といえばサザン、のイメージ通り本作は8月半ばに発売されたが、曲は一般受けするものではなく、アルバム『Young Love』の発売もあり前作「太陽は罪な奴」から1年2ヶ月の間を空けてしまったことなどからセールスは低迷。前作が実質先行シングルであったにも拘らず、シングルとして1989年の「フリフリ'65」以来約7年半振りにオリコン集計の累計売上が30万枚を下回る結果となった。
アルバム『Young Love』や「太陽は罪な奴」が原点復帰をテーマにしたロックバンドらしい曲であっただけに、こういったハードで手のかかりすぎた曲はライトファンに受けないことが証明される形となってしまった。本作からはドラマタイアップの付いた「LOVE AFFAIR ~秘密のデート~」がスマッシュヒットした以外は「イエローマン ~星の王子様~」までシングルの売上がまさに冬の時代を迎えることとなった。
本作発売を機にイベント『01MESSAGE』が開催され、インターネットライブも開催された。曲で風刺したインターネットが、皮肉にも便利で画期的なイベントを生むこととなっている。
サブタイトルの「電子狂」は「電子協」を捩ったものであり、便利になった電子の力に狂うようにしてとりつかれた者を意味すると考えられる。
本作のジャケットはサングラスを掛けゲーム機のコントローラを持ったチンパンジーが1匹写っているが、2005年の12cm再発盤ではEP版ジャケットと同じく3匹になっている。
収録曲
- 01MESSENGER ~電子狂の詩~
歌詞は当時一般に流通し始めたパソコンやインターネットについて風刺したものである。
全てが電子化されるようになり、データばかりを基にする国家や会社などを思いっきり皮肉っているような内容でもある。
翌年のアルバム『さくら』に収録されたバージョンはボーカル以外全く違ったアレンジになっており、
タイトルも「(The Return of) 01MESSENGER ~電子狂の詩~ 」と変更されている。
この他にもシングルとアルバムでは収録されたバージョンが違う曲は多数存在するが、
別タイトルやアルバムバージョンなどと表記されているのはこの曲が唯一である。
そのためオリジナルバージョンで収録されているものは現在シングル盤のみである。
日産『ルキノ』CMソングとなった。
- SEA SIDE WOMAN BLUES
A面とは正反対で、夏や恋といったサザンの王道とも言えるテーマで作られた楽曲。
この曲はビートたけしが自身の番組『足立区のたけし、世界の北野』エンディングテーマとして歌っている。
ちなみに桑田は過去に「アミダばばあの唄」をアミダばばあ(明石家さんま)とタケちゃんマン名義でたけしに提供している。
『愛と言う字は真心で 恋と言う字にゃ(は)下心』という言葉は比較的有名だが、元は桑田がこの曲で書いた歌詞からである。
意味として「愛」という字には真ん中に心が入っているから、「恋」という字は下に心が付いているから、である。
参加ミュージシャン
- 01MESSENGER ~電子狂の詩~
- SEA SIDE WOMAN BLUES
外部リンク