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03式中距離地対空誘導弾(03しきちゅうきょりちたいくうゆうどうだん)は、陸上自衛隊で使用されている地対空ミサイルである。2006年現在、地対空誘導弾改良ホークの後継種として配備が進んでいる。開発・製造は三菱電機。略称SAM-4、通称「中SAM」。

一部マスコミではその高性能を強調するため「ミニペトリオット」という愛称も用いられている。

開発

西側各国では、長らくホーク等の地対空ミサイルに改良を行い使用してきたが、これ以上の性能向上が難しいとの判断により、アメリカドイツイタリア等欧州各国が新型ミサイルの開発計画(MEADSMedium Extended Air Defense System )をスタートさせた。日本も参加を求められたが、国内事情から参加を断念し、日本独自の新型地対空誘導弾の研究開発が進められる事となった。2003年(平成15)に制式化され、配備が進んでいる。

特徴

射撃統制装置レーダー装置、通信装置等のシステムを高機動車に搭載し使用される。ミサイル本体は発射筒を兼ねたコンテナに収められた状態で専用大型トラックに搭載される。レーダーにはアクティブ・フェイズドアレイ方式を採用し、高度なECCM能力と多目標同時追尾能力を持っている。ロシアの防空システムS-300などと同様の垂直発射式であり、陣地展開に必要な土地面積が従来方式に比べ少なくて済む。将来的には現在開発中の対空戦闘指揮統制システムやAWACS等とのデータリンクによる戦闘能力の向上もされるとしている。

スペック

  • 全長:約4.9m
  • 直径:約0.3m
  • 重量:約580kg
  • 弾頭重量:約72kg
  • 射程:最大70km
  • 価格:ワンセット(1個群)約420億円

情報漏洩事件

2006年(平成18)、朝鮮総連系の科学者団体「在日本朝鮮人科学技術協会(科協)」と関係があると言われるソフトウェア会社に、ミサイル部分の資料が流出したことが各種メディアで報道された。流出した情報には、未公開のものも含まれるとみられる。ただし、防衛庁は「流出した情報はごく一部であり、異なる部分もあるため、このことが中SAMの運用に悪影響を与えるおそれはない。」としている。

関連項目


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