営団03系電車






03系電車(03けいでんしゃ)は、
東京地下鉄(旧・
帝都高速度交通営団)
日比谷線用の
通勤形電車。
概要
1988年(昭和63年)6月に3000系の老朽取り替えを目的に投入された。
全長18m、3扉、直流1500V架線集電方式の狭軌線用アルミ車両。東武鉄道伊勢崎線・東京急行電鉄東横線にも全編成が乗り入れる。3000系時代は保安設備の搭載がバラバラであったのを反省点とし、全編成共に東急形ATS・ATC及び東武形ATSを搭載する。現在、東急形ATSは営業運転では使用されないが鷺沼工場への入場(後述)の際に使用される。
1994年(平成6年)までに8両編成42本(336両)が製造された。製造メーカーは第1編成が川崎重工業、第2編成が日本車輌製造、それ以外は近畿車輛と東急車輛製造である。
2000年(平成12年)3月8日に中目黒駅付近で、死傷者を発生させた列車脱線事故(営団日比谷線脱線衝突事故)を起こしている。その結果脱線した1両(03-802号)が廃車となり、2001年(平成13年)に代替車が新製された。(日車製)
定期検査時は、千住工場が廃止になった事から、半蔵門線の鷺沼工場に於いて行っている。その際には武蔵小杉駅から東急目黒線に入り大岡山駅から東急大井町線、二子玉川駅を介して東急田園都市線へ入線する。
外見・性能
thumb|240px|03系(広尾駅にて)
- 日比谷線のラインカラーである銀色(表記上は灰色)の帯が入っている。
- 第1~4次車(1~25編成)は高周波分巻方式のチョッパ制御を、第5次車(26~42編成)からはIGBT素子を使用した3レベルVVVFインバータ制御制御をそれぞれ採用している。
- 1990年(平成2年)に製造された第3次車の第9編成(試作)および第4・5次車は、乗降時間を短縮するために1・2・7・8号車を5扉車とした。先頭車の正面には「5DOORS」というマークを掲出している。なお5扉車のうち2扉は締め切り状態も可能で、車外の扉横と車内の扉上部に「このドアは開きません」を点灯する表示器を設置している他、車内のドア色が白色ではなく薄緑色に塗られている。なお1993年(平成5年)に製造された第6次車の第29編成からは全車3扉車に戻っている。
- 保安装置は日比谷線と東急線のCS-ATC及び東武形ATSを搭載している。また非常時及び鷺沼工場への入場時に備えて東急形ATSも装備する。
- 営団で初めて車両制御情報管理装置(TIS)を採用している。
- ドアの上部にはLEDによる案内表示器がある。これに行き先・駅名・乗り換え路線を表示する。日比谷線内ではすべての編成で自動放送と共に表示する事ができる。東急東横線内では、なぜかドアチャイムが鳴らなくなる。<他に東武伊勢崎線と東急東横線に対応している編成(第26~42編成)は自動放送と共に駅名などの情報が表示できるが、非対応の編成(第1~25編成)は東武伊勢崎線と東急東横線内では「この電車は東武動物公園行き」、「この電車は菊名行き」といった行き先の表示しかできず、自動放送も行われていない。つまり、直通運転先(東武伊勢崎線あるいは東急東横線)においてこのような表示しかされていない時は、自動放送が行われないと判断することができる。逆に、前面の窓ガラスに「V」と表示された編成(第26~42編成)は全ての区間において自動放送を流すことが可能だと外見だけで判断できる。なお、案内表示器に表示される文字は5扉車の1・2・7・8号車が全角11字の他はすべて全角13字で、スクロールも可能になっている。
新製造時はシートが茶色系区分柄であったが、2001年以降、
初期車を対象に交換開始、定期検査施行車を対象に非バケットシート車はピンク系区分柄に、
バケットシート車は紅紫色(優先席は青色)のプリント柄に順次変更している。
車内設備
- 車いすスペースは前後それぞれ2両目(2・7号車)に設置。
- 弱冷房車は3号車(中目黒寄り3両目・北千住寄り6両目)にある。
運用区間
外部リンク
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