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NTTドコモ日本携帯電話等の無線通信サービスを提供するブランド及び企業グループである。通称ドコモDoCoMo。"DoCoMo"の名称は"Do Communications Over The Mobile Network"(移動通信網で実現する、積極的で豊かなコミュニケーション)の、頭文字を綴ったものである。

主力の携帯電話のほか、PHSクイックキャスト(旧ポケットベル)などの事業を手がけている。ただし、クイックキャストについては既に新規加入が停止され、2007年3月31日限りでの事業終了が発表された。PHSも、2005年4月30日に新規加入を停止し、2007年第3四半期を目途にサービス自体を終了する予定。LINKサービス終了を受けて、2006年度からHSDPAと呼ばれる高速パケット通信サービスを新たに開始する予定。LINKこのため、「着うたフル」の配信も行う。

概論

携帯電話契約数が約5100万契約で、国内の携帯電話市場における市場占有率が約56%で1位。10円メール1999年2月に開始したiモード(元とらばーゆ松永真理がPTメンバーの一人として手がけ成功したと言われている)サービスが爆発的ヒットとなり、ますます市場占有率を高めた。PDC方式の第2世代携帯電話「mova」と、W-CDMA方式の第3世代携帯電話「FOMA」をサービスしている。

iモード普及時期、悪意を持ったコンテンツ事業者がアトランダムに「携帯電話番号@docomo.ne.jp」というメールアドレスを生成し、iモード宛にメールを送る事により、自社のサイトをアピールする一般的に「迷惑メール」と言われるメールが誕生した。(当時の初期iモードメールアドレスは「携帯電話番号@docomo.ne.jp」であった。現在は「ランダムな文字列@docomo.ne.jp」に変更)受信者にメール受信料金の金銭負担がかかる「迷惑メール」は社会的に大きな問題になった。

当時はJ-PHONE(現在のボーダフォン)がメール受信無料を強くPRしていた為、世論はNTTドコモにとって不利な情勢を生み出していた。そこで「受信メールにはパケット料金がかかる」という同様な仕組みを導入していたKDDI(au)がパケット割引を導入。NTTドコモは電波帯域に余裕のあるW-CDMA(FOMA)においてパケット通信料金を割り引き、movaにおいてはパケット通信を値引きしない戦術を取るなど、movaからFOMAへの円滑な加入者移行を狙ったことでFOMAの契約数は、NTTドコモの携帯電話契約数全体の約半数にあたる2500万契約を突破したが、2003年度から2005年度にかけての携帯電話の加入者純増数はKDDIのauブランドに抜かれ2位に転落した。(ちなみに、2005年度、NTTドコモとKDDI(ツーカーを含む)では、僅差でNTTドコモが加入者純増数で1位である。)この転落の理由としては、他社に比べ料金プランが高額であることがあげられる。FOMAでのパケ・ホーダイ(iモード通信を対象としたパケット定額制料金プラン)の導入や利用可能地域の拡大、ファミリー割引の割引率アップ、料金プランのFOMAとmovaの統一化などの対抗策が打たれている。国内では、絶大なブランド力でシェアを握る一方、海外投資で1兆5,000億円にも上る莫大な損失を計上するなど投資活動には失敗も多く、株主総会で説明不足を批判されたこともある。株式会社アルシェールなど社内ベンチャー子会社も今ひとつ不透明な会社業態で非公開企業を理由に詳細を公開しないこともある。

2004年には「iモードFeliCa」の新サービスを開始した。さらにこれを基にした、「おサイフケータイ」や「モバイルSuica」のサービスも行われている。「おサイフケータイ」は他社にもライセンスが供与されている。

第2代社長がNTTドコモの社長に就任した頃、副社長が自殺を遂げる事件があった。NHK週刊新潮などで報道されたが、自殺の原因は明らかでない。

PHS事業

PHSでは市場占有率2位だが、PHS事業を手がける3大グループの中で最下位であったアステルは全国サービスから撤退したため、事実上、NTTドコモが最下位事業者となった。動向が注目されていたが、主力の携帯電話(mova、FOMA)事業と並立するメリットが事業者にとっては薄く、PHS音声端末、データ端末の新規機種開発も停滞していた。そのような中、2005年2月28日、ドコモは同分野の事業を縮小するのではなく、2005年4月30日をもって新規加入を停止し、2007年第3四半期を目途にサービス自体を終了する予定とした。LINK

これによりPHSの全国サービスを積極的に展開し、存続する事業者は、実質的にはウィルコムグループのみとなる。NTTグループ全体としてみても、通信分野部門単位で初めて他事業者に市場を明け渡す事となった。詳しくはドコモPHSを確認の事。

ポケットベル(クイックキャスト)

ポケットベルサービスを全国の都道府県でサービスを提供する、日本で唯一の事業者であるが、各地の後発ポケットベル会社が次々にサービス廃止(東京、沖縄を除く全ての道府県)に追い込まれている中、新規受付を停止する事を発表した。さらに、2007年3月31日限りでの事業終了も発表された。

衛星電話(ワイドスター)

静止軌道衛星を使った公衆通話サービスである。衛星軌道が遠いため、ちょうど通信衛星時代の国際電話のように音声に遅延が発生する。通信に大電力を要するのも高軌道衛星ゆえの短所だが、その一方で衛星の見かけ位置は一定であるので、指向性の強いアンテナを使用することでかろうじて可搬性を確保している。アンテナの指向性は移動体への応用に制約ともなっている。 割り当て番号は地上系携帯電話と同じで、衛星電話に着信する際の料金体系も地上系携帯電話の遠方料金と同じであるため、世界的な比較でも格安な衛星通信となっている。 地上インフラストラクチャへの依存度は極めて低く、災害時も対衛星アップリンク局が被災しない限り通信に支障が生じることはない(移動予備局への移行も容易である)という建前だが、実際の災害では公共団体や防災機関が未登録の端末機を被災の後に優先回線として登録するため、災害発生の数時間後には輻輳と通話規制という本末転倒な現象も起きている。

各社の業務区域

グループの沿革

  • 1968年(昭和43)7月1日 - 日本電信電話公社無線呼び出し(ポケットベル)サービスを開始。
  • 1979年(昭和54)12月3日 - 日本電信電話公社が自動車電話サービスを開始。
  • 1985年(昭和60)4月1日 - 日本電信電話株式会社が事業承継。
  • 1987年(昭和62)4月 - 日本電信電話が携帯電話サービスを開始。
  • 1988年(昭和63)10月 - エヌ・ティ・ティ中央移動通信株式会社設立。
  • 1991年(平成3)8月14日 - 日本電信電話の出資により、エヌ・ティ・ティ・移動通信企画株式会社設立。
  • 1992年(平成4)4月 - エヌ・ティ・ティ・移動通信企画がエヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社と商号変更。
  • 1992年(平成4)7月 - エヌ・ティ・ティ移動通信網が日本電信電話から移動通信事業を譲り受ける。
  • 1993年(平成5)3月 - デジタル方式(800MHz)サービスを開始。
  • 1993年(平成5)7月 - エヌ・ティ・ティ移動通信網から下記の各地域における移動通信事業の各社への譲渡。
    • エヌ・ティ・ティ北海道移動通信網株式会社(現在の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ北海道)
    • エヌ・ティ・ティ東北移動通信網株式会社(現在の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東北)
    • エヌ・ティ・ティ北陸移動通信網株式会社(現在の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ北陸)
    • エヌ・ティ・ティ東海移動通信網株式会社(現在の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海)
    • エヌ・ティ・ティ関西移動通信網株式会社(現在の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西)
    • エヌ・ティ・ティ中国移動通信網株式会社(現在の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ中国)
    • エヌ・ティ・ティ四国移動通信網株式会社(現在の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ四国)
    • エヌ・ティ・ティ九州移動通信網株式会社(現在の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ九州)
  • 1993年(平成5)10月 - エヌ・ティ・ティ移動通信網がエヌ・ティ・ティ中央移動通信株式会社を合併。
  • 1994年(平成6)4月 - 携帯電話機の買い上げ制度を開始。
  • 1994年(平成6)4月 - デジタル方式(1.5GHz)サービスを開始。(関東・東海・関西の一部地域のみ。関東・東海では「シティフォン」。関西では「シティオ」)
  • 1997年(平成9)2月 - 携帯電話・自動車電話サービス契約数1000万突破
  • 1998年(平成10)8月 - 携帯電話・自動車電話サービス契約数2000万突破
  • 1998年(平成10)10月 - エヌ・ティ・ティ移動通信網が東京証券取引所第一部へ上場
  • 1998年(平成10)12月1日 - 旧NTTパーソナルグループのPHS事業を譲り受ける。(同名の地域会社より。エヌ・ティ・ティ移動通信網はエヌ・ティ・ティ中央パーソナル通信網株式会社からPHS事業を譲り受ける。)
  • 1999年(平成11)2月 - iモードサービスを開始。
  • 1999年(平成11)3月 - アナログ方式サービスを終了。
  • 2000年(平成12)3月6日 世界の携帯電話界初の故障携帯電話専門サイト「DoCoMo113.com」を開設。
  • 2000年(平成12)4月1日 - エヌ・ティ・ティ移動通信網が株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモと商号変更。各地域会社も株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ○○と商号変更。
  • 2000年(平成12)4月 - 携帯電話・自動車電話サービス契約数3000万突破
  • 2001年(平成13)1月1日 - ポケットベルサービスをクイックキャストサービスと名称変更。
  • 2001年(平成13)10月1日 - FOMAサービスを開始。
  • 2002年(平成14)1月 - 携帯電話・自動車電話サービス契約数4000万突破
  • 2002年(平成14)11月1日 - 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモが株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ北海道、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東北、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ北陸、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ中国、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ四国及び株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ九州を株式交換により完全子会社とする。
  • 2003年(平成15)4月1日 - @FreeDサービスを開始。
  • 2003年(平成15)8月 - movaサービスが約4440万契約のピークに達し、9月以降減少が始まる。
  • 2003年(平成15)9月1日 - メロディコールサービスを開始。
  • 2003年(平成15)9月30日- FOMAサービスが100万契約突破。
  • 2003年(平成15)11月1日 - 2ヶ月くりこしサービス(使い切れなかった無料通話料金を2ヶ月間繰り越しが可能)を開始。
  • 2004年(平成16)6月1日 - FOMAパケット定額サービス「パケ・ホーダイ」を開始。
  • 2004年(平成16)6月30日 - クイックキャストサービスの新規申込受付を終了。
  • 2004年(平成16)7月19日 - FOMAサービスが500万契約突破。
  • 2004年(平成16)9月30日 - デジタル方式(1.5GHz)サービスの新規申込受付を終了。
  • 2004年(平成16)10月1日 - ファミリー割引契約間でのiモードメール送受信料無料化を開始。
  • 2004年(平成16)10月1日 - 社内ベンチャー制度によりマーケティング会社アルシェール設立。社長は27歳の大野聡子女史。
  • 2005年(平成17)1月 - 料金紹介キャラクターとしてドコモダケが登場。
  • 2005年(平成17)2月1日 - 2ヶ月くりこしに加え、ファミリー割引契約間での無料通信料共有を開始。
  • 2005年(平成17)2月21日 - FOMAサービスが1000万契約突破。
  • 2005年(平成17)4月30日 - PHS方式サービスの新規申込受付を終了。
  • 2005年(平成17)8月5日 - FOMAサービスが1500万契約突破。
  • 2005年(平成17)11月1日 - FOMAおよびmovaサービス共通で全国一律の新基本料金プラン導入。
  • 2005年(平成17)11月7日 - タワーレコードの第三者割当増資を引受け、同社の発行済み株式数の約40%を取得し筆頭株主となることを発表。
  • 2005年(平成17)11月9日 - 携帯電話・自動車電話サービス契約数5000万突破
  • 2005年(平成17)12月1日 - ファミ割ワイドのサービス開始。
  • 2005年(平成17)12月1日 - クレジットブランドiDのサービス開始。
  • 2005年(平成17)12月29日 - FOMAサービスが2000万契約突破。
  • 2006年(平成18)1月1日 - プッシュトーク定額サービス「カケ・ホーダイ」を開始。
  • 2006年(平成18)2月9日 - 日本テレビと業務提携を発表。
  • 2006年(平成18)3月1日 - ファミ割ワイドリミットのサービス開始。
  • 2006年(平成18)3月1日 - FOMAパケット定額サービス「パケ・ホーダイ」がすべての新基本料金プランで組み合わせ可能に。
  • 2006年(平成18)4月28日 - DCMXのサービス開始。
  • 2006年(平成18)6月7日 - 着うたフルサービス開始。
  • 2006年(平成18)6月18日 - FOMAサービス契約数がmovaサービス契約数を超える。
  • 2006年(平成18)7月12日 - ドコモ用の絵文字を他社携帯に変換するサービスを開始
  • 2006年(平成18)夏 - HSDPA(3.5G)サービス開始予定。 
  • 2007年(平成19)3月31日 - クイックキャスト事業終了予定。
  • 2007年(平成19)?月??日 - PHS事業終了予定。
  • 2007年(平成19)?月??日 - ムーバでの加入契約を打ち切り予定。
  • 2011年(平成23)?月??日 - 第2世代(PDC・mova)事業終了予定。

携帯電話端末と型番ルール

2006年現在主流の型番は、以下のような形になっている。 X902ix

  • 最初の英字はメーカーの略号(1~2文字のアルファベット、後述
  • 3~4桁の数字はシリーズの番号
    • 100番代……デジタルムーバ(フルレート)
    • 150番代……シティフォン・シティオ
    • 200・210番代……デジタルムーバ(209以降はiモード対応、カメラ、iアプリ無し) mova20xシリーズmova21xシリーズ
    • 250番代……デジタルムーバ(iモード対応、カメラ内蔵、iアプリ無し) mova25xシリーズ
    • 300番代……デジタルムーバ(DoPa対応端末)
    • 500番代……デジタルムーバ高機能端末(iモード対応、504is以降はカメラ内蔵、503i以降はiアプリ対応) mova50xシリーズ
    • 600番台……FOMA「SIMPURE」シリーズ、デジタルムーバ特殊端末 mova6xxシリーズ
    • 700番代……FOMA普及版端末 FOMA70xシリーズ,MusicPorter(SH712Mなど)
    • 800番代……FOMAキッズケータイ
    • 810番代……ドッチーモ
    • 820番代……スーパードッチーモ(iモード対応、カメラ、iアプリ無し)
    • 850番代……FOMA企画端末
    • 880番代……FOMAらくらくホン
    • 900番代……FOMA高機能端末 FOMA90xシリーズ
    • 1000番代……ビジネスFOMA 
    • 2000番代……FOMA初期型端末(カメラ無し) FOMA2xxxシリーズ
    • 2050番代……FOMA初期型端末(iショット用カメラ内蔵)
    • 2100番代……FOMA初期型端末(テレビ電話対応)
    • 2400番代……FOMAカード型端末  FOMA24xxシリーズ
    • 2500番代……FOMAカード型端末(HSDPAサービス対応型)
    • 2600番台……FOMAダイヤルアップルータ型端末
    • 2700番台……FOMA初期型端末(デュアル端末)
  • 最後の英字は世代(S)および付加機能等の記号(V, TV, C, D, L, G, T, WM, WR, ES, ECO, SSなど)。なお、同一の付加機能を持つ端末でも必ず同じ記号が付与されるわけではない。

最後の英字の意味

  • i…iモード対応端末(2XXXシリーズでは省かれる)
  • S…マイナーチェンジ(とは言い難い場合もある)端末。901iから901iSの間のような、大きなサービスの追加・変更は無いが新端末をリリースする場合に付けられる。2番目という意味のSecondの頭文字。
  • V…ビジュアル(ビデオ)機能強化端末 (P900iV) ただし、初期型FOMAにおいてはテレビ電話機能を持つ端末の意。()
  • TV…地上デジタルテレビチューナー内蔵端末 (P901iTV)
  • C…iモードFeliCa対応端末。(901iS以降に発売された端末(901iSシリーズやF702iDなど)には付与されていない)
  • D…外部デザイナーとのコラボレーション端末。Dはアイデア、アイデンティティ、IDを意味する。 (P701iDなど)
  • L…無線LAN対応端末 (N900iL)
  • G…国際ローミング対応端末 (N900iG、NM850iG、M702iG) (SIMPUREシリーズ、902iSシリーズの国際ローミング対応端末では付与されていない)
  • T…タッチパネル入力対応端末 (F900iT)
  • WM…音楽携帯。With Musicという意味。 (D253iWM・SO502iWM・D851iWM・D701iWM)
  • WR…ラジオチューナー搭載端末。With Radioという意味。 (SO213iWR)
  • GPS…GPS搭載機 (F505iGPS)(三洋電機製のGPS搭載FOMAには付与されていない)
  • ES…らくらくホン。ESはEasy Styleの頭文字を取ったもの。 (P601ES・880iES・F881iES)(らくらくホンII・らくらくホンIIS・らくらくホンIII・らくらくホンシンプルには付与されていない)
  • ECO…エコロジー型端末(外装に植物由来のプラスチック採用。N701iECO)
  • SS…らくらくホンシンプル。SSはSuper Simpleの略。(通話専用でiモードには対応しないため、iSSとはならない。D880SS)
  • WP+…防水携帯。WPはWater Proof(防水)の略。「防水によって携帯の利用シーンがさらにプラスされる」という意味。 (SO902iWP+) (GEOFREEシリーズには付与されていない)
  • X…HSDPAサービス対応端末 (N902iX)(M2501には付与されていない)
  • II…マイナーチェンジモデル(端末カラーやデザインの変更。P506iCII・N506iSII)

シリーズの番号は登場する順に、メーカーに関係なく1(一部は0)から番号を振る。メーカーに関係なく番号を振っているため、「251iシリーズ」「503iシリーズ」「900iシリーズ」などといわれる。番号が同じであれば共通の仕様がある。たとえば503iシリーズではiアプリの利用ができ、505iシリーズではFlashムービーの再生に対応している。

付加機能等の記号にiが含まれるものは、1999年のiモード開始当初、iモード非対応機種と区別するためにつけていた名残であるが、2005年にiモード非対応のFOMA M1000・D880SSが登場したため、再びiが意味を持つようになった。iモードFeliCa対応機種にはiの後ろにさらに「C」がつくが、901iSシリーズ以降の90XシリーズではiモードFeliCaに標準対応しているので外されている。その他にもムービー機能を強化した「iV」(P900iVなど)やタッチパネル機能を搭載した「iT」(F900iT)、国外でも利用できる国際ローミング対応である「iG」(N900iGなど)、法人向けに発売され無線LAN搭載の「iL」(N900iL)がある。

マイナーチェンジした端末には、世代として「S」がつくことが多い。SはSecondの略で、auで言うところの「II」(端末カラーやデザインの微妙な変更など)とは違い、デザインや機能に大幅な変更が加えられる場合が多い(このため、マイナーチェンジとは言い難い場合もある)。前述の付加機能等の記号を冠しているものは、Sを冠するのと同等の世代であることが多い。なお、デザインやカラーの変更にとどまっている場合は、auと同じように「II」をつける。N502itのtはThirdの略という説もあるが、正しくはカーナビと接続できる「iナビリンク機能」が初めて搭載されたことから「Traffic」などの頭文字「t」から付けられたものである(502iS自体がないので後者が正解だといえる)。

主な携帯電話端末納入メーカー

  • 日本電気(NEC) 略称「N
    日本における折りたたみ型端末のパイオニア。折りたたみを普及させた機種はN207S(1999年2月)とN502i(2000年2月)・N502it(2000年9月)である。デザインに関してはやや保守的な面があるが、固定ファンが多い。N211i(S)とN506i(S)以外においての折りたたみ式movaでは一貫して、アンテナをディスプレイ側にとりつけていた。N504i(2002年5月)頃から他社の製品のサブディスプレイの大型化やカメラモジュールの関係でアンテナをキー側にとりつけるメーカーが多くなる中でも、一貫してディスプレイ側こだわり続けていた。
    今や折りたたみで有名になった感じの同社だが、かつてはストレート端末に力を入れていた時期もあった。1997年4月発売のN203では、世界最軽量の座をPから奪い(92グラム)当時はまだ珍しいパールホワイトのカラーを採用し、女性を中心にヒットを出した事もある。FOMAではデュアルモードサービス対応のN2701(2003年5月)以外は、アンテナが内蔵式である。
    以前から操作性も独特なものがあり、他のメーカーに変える際に引き止める要因となっていたが、最近ではPも同じOSを採用しているためにやや解消されている。N900iL(企業向け・無線LAN内蔵モデル)とN901iC(2005年1月)以降のFOMA端末はLinuxOSを採用している。
    最近の同社の製品の特徴としては、N2051(2003年1月)以降のFOMAには「ニューロポインター」というノートパソコンのマウスパッド相当の役割をするデバイスを採用。画面上でパソコンのマウスのように、カーソルをあらゆる方向に動かせるのが特徴。「決定ボタン」の役割も兼ねている。操作性には好き嫌いがわかれるが、フルブラウザ搭載のN901iS(2005年6月)ではその操作感覚がパソコンのブラウザ使用時に近く、画面スクロールもかなり高速でできる事から、搭載された効果が発揮されている。
    そして、デザインにも力を入れる製品が増えてきたのも同社製品の最近の傾向である。N900i(2004年2月)では「アークライン」という横から見ると弓のようななだらかなラインを描いたデザインにしたり、N701i(2005年9月)では着せ替えパネルを起用したりしている。
    また、カメラ機能は従来はそれほど強くなかったが、N902i(2005年11月)は携帯電話のカメラとしては初の静止画手ぶれ補正機能を搭載している。Pと協業していることから撮像素子にνMaicoviconを搭載している機種もある。
    文字入力に関してはN702iD(2006年2月)までは頑なに自社開発の変換システムとデジック・コミュニケーションズが開発したT9を採用していたが、2006年4月25日に発売されたN600i(SIMPURE N)では、初めてジャストシステムATOKを採用した。製品購入時の箱の色は、緑色。
    Pのパナソニックがあるのにもかかわらず、同グループのブランドであるナショナルと間違える人も少なくない。
    年内中にパナソニックの携帯部門と統合予定。
  • パナソニックモバイルコミュニケーションズ(旧松下通信工業) 略称「P
    P504i(2002年6月)やprosolid(2004年11月)、P252iS(2004年4月)など、薄型、小型端末が得意。1996年~1999年頃までは同社の製品から「世界最軽量モデル」が続出した。携帯電話で初めて100グラムをきったP201(1996年10月)ではその軽さが話題になり、爆発的なヒットを記録した。2005年11月現在の最軽量モデルも同社から発売された、P208(1999年11月)で、わずか57グラムである。iモードサービスが開始する前はPが一番の人気ブランドであった。
    FOMAのP2102V(2003年3月)以降においてはNECとOSを共通化しており、LinuxをベースとしたOSを利用した製品を901i以降導入している。FOMAのP2102V以降、今までの同社の携帯電話のOSが変わった為に使い勝手も違う物となってしまい同社が行ったアンケートでもNECとのOSの共通化については不評である。特に、予測漢字変換に切り替える時にマルチファンクションキーの下方向のボタンを長押ししなければならなかったり、クリアキーが他のメーカーと違って「2」ボタンの上ではなく「電源」ボタンの上にある事、全体的に操作速度が鈍い事が、不評の原因である。そのため、2005年10月に発売されたP701iDから、ボタン配置をより一般的なものにし、少し同社の独自性を持たせたインターフェースを採用している。操作レスポンスの高速化や、文字入力システムもPDC製品のP211i(2002年1月)以降に採用されたオムロンモバイルWnn」が復活した。
    折りたたみ式携帯電話機器では唯一、携帯電話ヒンジ部分脇のプッシュボタン(通称:ワンプッシュオープンボタン)を利用して折りたたみ携帯電話を開く動作をさせている。P900i(2004年2月発売)とP901i(2005年1月発売)では携帯電話のジャケットを「着せ替え」可能で、更にP901iではオリジナルのジャケットも作成でき、若い年代に特に注目を集めている。自社で開発したカメラの撮像素子νMaicovicon(ニューマイコヴィコン)はCCDの高画質とCMOSセンサーの低消費電力を兼ね備えている。
    また、サントリーの缶コーヒーBOSSのキャンペーン賞品としてBOSS仕様の携帯電話(通称:ボス電)を1999年2000年2004年2005年に製作している。過去に登場した“ボス電”は P501i・P502i・P209iS・P900i・P901i の各機種をそれぞれベースとしており全体のカラーはゴールドと黒で統一し待受画像・着メロなどもBOSSオリジナルが入れてある。(店頭販売はしていない)2006年6月7日に着うたフルに対応したP902iSを発売した。また、ワンセグ対応のP901iTV(2006年3月発売)を開発した。箱の色は、水色。
    年内中にNECの携帯部門と統合予定。
  • 富士通 略称「F
    らくらくホン等の個性的な端末や、Symbian OSGPS指紋認証有機ELBluetoothなど、最新技術の導入にも積極的。今までにも、ドコモ初のカラー液晶・和音ダウンロード対応機種(F502i 1999年12月)iアプリ対応機種(F503i 2001年1月)など、新機能搭載の先陣をきってきた。主に機能面を重視した者やパソコンとデータをシンクロ出来るためにビジネスマンに人気があるが、最近では、音楽再生にも対応し若者を睨んだマルチメディア化も進められている。OSを共有しているDシリーズと同様に、2005年11月発売のF902iから漢字変換システムにジャストシステムATOKを採用している。また、2006年6月には、Windows Media Audioに対応したF902iSを発売した。 箱の色は、黄色。
  • 三菱電機 略称「D(「菱」を表すDiamondの頭文字から)」
    かつてはフリップ型を得意とした。フリップがついているためそれほど軽くはなかったものの、ボタンが隠れているために携帯時に誤動作がおきにくかったり見た目もスマートだったため、根強い人気があった。カラーバリエーションによってデザインを変更していたモデルもあった。(D206 1998年1月)
    現在は、横撮りスタイルでデジカメのように撮影可能な「スピンアイ」構造やスライド型が主流。漢字変換にはD503i(2001年3月発売)以降のPDC製品と、FOMAD900i(2004年6月発売)ではATOKを搭載している。音楽と連携した小型携帯電話「Music PORTER」を発売した。
    FOMAにおいては富士通と901i以降OSを共通化している。その為2005年発売の商品(D901i・D901iS・D701i)でATOK採用を見送っていたが、2005年11月に発売されたD902iから採用が復活した。外部メモリーも、企画端末を除くSymbian OS採用製品はFシリーズと同じminiSDカードで、その他の製品(Symbian OS搭載企画端末「Music Porter Ⅱ」も含む)はメモリースティックDuoである。箱の色は、ピンク。2006年2月現在、同社が製造しているD902i(2005年11月発売)がiモード搭載携帯電話の中で液晶サイズが最大であり、大きさは2.8インチである。
  • ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ 略称「SO(旧エリクソン単独時代はER)」
    ジョグダイヤルや予測変換入力POBoxを採用した事による独特の操作体系や、メモリースティックを利用したVAIOなどソニー製品との連携機能等、他社にはない独自の雰囲気を持ち、固定ファンが多い。最近では小型ストレートタイプ携帯電話「premini」・「premini-Ⅱ」を発表し話題となっている。また、2005年8月に世界初となるAM,FM,TVチューナーつき携帯「RADIDEN」発売した。FOMAにおいてはシャープとSymbian OSベースでOSを共通化。同社初のFOMA端末で、3メガカメラ搭載の第3世代携帯国内最小の「SO902i」を2006年3月21日に発売した。箱の色は、灰色。
  • シャープ 略称「SH
    以前はJフォン~ボーダフォン向けの端末が主体で、ドコモにはPHSや、PHSとPDCのデュアルモード機「ドッチーモ」に留まっており、ドコモ携帯向けの本格参入はカメラ付き携帯電話からで251i、505i、900i(FOMA)シリーズと時期的に遅いが、得意とする液晶やカメラなどに大きなこだわりを持つ。2004年3月発売のSH900iでは、WordExcelPDFのファイル(miniSDカード経由)が閲覧可能である。SH700iS以前は自社開発のOSを使用していたが、SH902iからSymbian OSに変更。製品の箱の色は、濃紺。
  • 久しくNTTドコモ向け製品を出していなかったが、2005年にビジネスマン向けFOMA機種M1000を発表した。形状は小型のPDAで操作はタッチペンで行う。こちらの機種はDoCoMo初のフルブラウザ内蔵型機種であるが、iモード非対応である。また、2006年夏には、FOMA最薄の厚さ14.9mmの「M702iS」や、国際ローミングサービス(GSM)に対応した「M702iG」を発売予定である。
  • 三洋電機 略称「SA
    FOMAのOSを独自開発している(厳密にはクァルコム製のREX OSがベース)、国内では唯一のメーカー。auボーダフォン向けが主体であり、1999年以降、DoCoMo向け製品を出していなかったが、2005年6月の報道にて、FOMA端末を開発中であることが明らかになり、10月1日にSA700iSが発表された。この製品はドコモの製品としては珍しく、ベースバンドチップがauの製品にも搭載されているクアルコム製であり、アプリケーションのプラットフォームもBREWベースで展開されている。(通常FOMAのベースバンドチップは、NEC松下電器産業の製品が殆どである)そのあたりが関与しているのか、開発の大変なFOMAでありながら文字入力やそのほかの操作時のレスポンスはかなり速いと評判であり、auで培ったGPSなど今までのドコモ端末とはひと味違った端末に仕上がっている。さらに、2006年夏には、NTTドコモでは珍しいGPS機能とラジオ機能を備えたSA702iを発売した。購入時に端末が入っている箱の色は、アズキ色。また、"キッズケータイ"SA800iなどを開発する。
  • LG電子 略称「L
    2005年6月、FOMA端末をNTTドコモと共同開発することで基本合意。2006年4月14日、FOMAの新シリーズ「SIMPURE L」(L600i)発売で日本市場へ初参入。
  • 日立国際電気(旧:国際電気) 略称「KO
    携帯電話普及の比較的早い時期に端末を発売していたが、カラー液晶やiモードが主流になり始め、KO210iを最後に一般ユーザー向け携帯電話事業からは撤退。2002年1月からは業務用組込機器(主として自動販売機運用管理システム等)向けの DoPa Mobile Ark 9601KOやFOMAユビキタスモジュール(UM01-KO)を販売している。
  • ノキア 略称「NM
    NM206,207,502i,850iG。NM502i以降供給を中止していたが、2006年2月にNM850iGで供給再開。

過去に納入していたメーカー

  • 日本無線 略称「R」 - アナログ時代のムーバRから参画していた。R692iまで出したが、2005年現在ドコモの商品一覧から消える。放送局の送信機や業務用・プロ用の無線機の専門会社であり、遊び心は無い(とはいえ最後のモデルであるR692iGEOFREE)は防水構造を持っていた)が感度や耐久性には定評があった。現在はウィルコム向け(AIR-EDGE PHONE)のみ供給している。端末購入時の箱の色は、赤紫色。
  • 東芝 略称「T」 - T2101V。FOMA対応の端末としては最初で最後の端末でこれ以降はドコモからは撤退、auとボーダフォン向けを重視する方向へ転換。端末購入時の箱の色はうぐいす色。
  • デンソー 略称「DE」 - DE207。端末購入時の箱の色は、橙色。
  • 京セラ 略称「KY」 - "Data Scope for DoCoMo"
  • エリクソン 略称「ER」 - ソニーとの統合前に端末を納入していた。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの前身。ER209i。)端末購入時の箱の色は、濃い灰色。
  • SONY 略称「SO」 - エリクソンとの統合前に端末を納入していた。ソニーエリクソンの前身で親会社。SO210i,211i,502i,502iWM,503i,503iS。)

主な通信設備納入メーカー

  • 基地局用無線装置
    • NEC、富士通、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、エリクソン、三菱電機
  • 交換機
    • NEC、富士通
  • 伝送装置
  • アンテナ、アンテナ周辺装置
    • 日本電業工作、電気興業、日本無線、島田理化工業

特に基地局用無線装置のメーカーは端末納入メーカーとしていわゆるmovaメーカーとして優遇されていたらしい

現在のイメージキャラクター

  • 加藤あい・ドコモの総合的なイメージキャラクター。TVCMやラジオCM、総合パンフレットなどで宣伝。現在は主に料金系の宣伝が多い。ちなみに、彼女はポケベル時代から現在に至るまでイメージキャラクターを務めている。
  • ドコモダケ・ドコモのマスコットイメージキャラクター。加藤あいとのCMが多い。
  • KAT-TUN・ドコモの902iシリーズのイメージキャラクター。TVCMやパンフレットなどで宣伝。9シリーズのCM担当。
  • 宮里藍・ドコモの国際ローミングサービスのイメージキャラクター。TVCMやラジオCMなどで国際サービスを宣伝。
  • 黒木メイサ・ドコモの企画などを新聞広告などで宣伝。
  • かつては地域子会社ローカルのCMもいくつか存在したが、現在は全国統一している。例外として東北地方は30秒バージョンのCMを宮崎あおい出演の東北限定バージョンに独自に差し替えている。

また、北陸地方(ドコモ北陸)では松井秀喜を起用したテレビCMを放映している。 関西地区でも(ドコモ関西)片瀬那奈を起用し、関西地区のみでサービス促進CMを放送。ドコモグループ統一CMと同時に独自CMも放送している。

番外編

販売店

ドコモショップ

株式会社NTTドコモの携帯電話を取り扱う販売店。基本的に都市部の駅周辺に小・中規模店舗を出店している。また、携帯電話端末の販売や契約変更等の事務手続き、相談窓口等のサービスを主な業務としている。ほとんどの店舗がNTTドコモと契約した運営会社が各店舗を運営している。

ドコモスポット

小規模の駅周辺にあるドコモショップより小型の販売店。また、ドコモショップと業務自体は変わらないが、受けられるサービスは少ない。同格の店舗は、関西地区では取り扱い店、東海地区では、ドコモモール、中国地区では、ドコモピットなどがある。

ドコモランド

新規契約・機種変更のみを取り扱う、東北地区の店舗。ドコモショップのない自治体やニッチな地域に多い。最近はドコモショップに昇格する店舗も見られるが、PHS専門だったパルディオショップのようにじわじわと閉店させられる店と2極化している。

関連項目

クレジット関係

外部リンク


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