ゼロの使い魔






『ゼロの使い魔』(ゼロのつかいま)は、ヤマグチノボル/著、兎塚エイジ/イラストのライトノベル。MF文庫J刊。2006年7月よりテレビアニメが放送中。
ストーリー
平凡な高校生・平賀才人はある日突然、異世界「ハルケギニア」に召喚されてしまう。彼をこの世界に召喚したのはトリステイン魔法学院の生徒でありながら魔法の才能がまるで無い「ゼロのルイズ」ことルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールであった。
失敗とは言え、召喚の儀式によって呼び出された才人は「使い魔」としてルイズと契約のキスを交わす。才人の左手には使い魔の証である契約のルーンが。こうして、ルイズと「犬」扱いされる才人の奇妙な同居生活が始まった。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
解説
このテンプレートは、小説・映画・ドラマ・漫画・アニメ・コンピュータゲームなどの記事において、作品中で判明するストーリー内容やゲームの詳細がわかってしまうような内容(ネタバレ)が含まれている場合に使用します。
詳しくは、Wikipedia:ネタばれに注意をご覧ください。
登場人物
- ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール (声:釘宮理恵)
- 二つ名は「ゼロのルイズ」。トリステイン魔法学院の生徒であるにも関わらず、魔法の才能が皆無であるが故にそう呼ばれる。名家の出身故に気位は非常に高い。最初は才人のことを只の使い魔としてしか見ていなかったが、共に戦い続けて行く中、少しずつ才人に惹かれていく。かなり怒りっぽく、才人が自分を馬鹿にしたり、他の女性と仲良くしたりするとキツイ罰を与える。出来の良い姉の存在、魔法を使えない等の理由より両親からまったく期待されずにいたことに強いコンプレックスを抱いている。それ故他人に認められるためとムキになり易く、無茶をすることが多い。
- 小柄な体形で、桃色がかったブロンドの髪と鳶(とび)色の瞳を持つ。ヴァリエール家の三女で年は16。身長は153サント(異世界「ハルケギニア」での単位)、B76、W53、H75。好きな食べ物はクックベリーパイ。趣味は編み物なのだが、かなり下手。特技は乗馬。嫌いなものはカエルとキュルケ。
- 『ダルタニャン物語』にも登場する実在の人物・ルイーズ・ド・ラヴァリエールをモデルにしている。
- 平賀 才人 (ひらが さいと) (声:日野聡)
- 普通の高校生だったが、ルイズの召喚魔法失敗により異世界ハルケギニアへ召喚されて「使い魔」に。ルイズからは「犬」呼ばわりされている。ルイズと出会った頃は、わがままな彼女の事を良く思っていなかったが、共に過ごしていくうちにルイズの優しさや苦悩を知り、彼女を(敵からも、自分自身の欲望からも)守ることを決意する。武器は意思を持ち言葉を話す魔剣「インテリジェンスソード」のデルフリンガー(声:後藤哲夫)。
- お調子者で物事をあまり深く考えない性格。思い込みが激しく、もの凄い勘違いで勝手に舞い上がったり落ち込んだりする。異世界に来たばかりの頃は、かなり情けなかったが、幾つもの戦いを経て少しずつ逞しく成長していく。年は17で趣味はインターネットだったが、もうできない。
- ルイズに惹かれているのだが、甲斐甲斐しく慕ってくれているシエスタのことや、かなり熱烈なアタックを仕掛けてくるキュルケのことも気になるなど、イマイチ優柔不断である。
- ルイズとの使い魔契約(コントラクト・サーヴァント)の際、才人の左手には使い魔のルーンが浮かび上がったが、これは「武器であればどんな物でも自由自在に扱える」伝説の使い魔「ガンダールヴ」※の印。
- シエスタ (声:堀江由衣)
- トリステイン魔法学院で働く平民のメイド。貴族を前にしても怖気ずに戦った才人に憧れている。ルイズに冷遇される才人に御飯を用意するなど、甲斐甲斐しく才人の世話をする。一見、おとなしそうな娘だが、一度思い切ったらかなり大胆な事も平気でやってしまう。料理にお裁縫に掃除、家事全般なんでもこなす。黒い髪と瞳、少し低い鼻とそばかすがある顔を持つ。才人曰く「脱いだらスゴイ」体型。才人にキスする際に舌を入れた(いわゆる「ディープキス」)。
- アンリエッタ (声:川澄綾子)
- トリステイン王国※の王女で、ルイズの幼馴染み。国王亡き後は国の象徴的存在となり、多忙な日々を送っている。ルイズの事を心から慕い、信頼している。才人にキスされ、後に追っ手から逃れるために自ら才人にキスをした。
- ルイズ同様、モデルは実在の王妃ヘンリエッタ・アン・ステュアート(『ダルタニャン物語』にも登場)だと思われる。
- キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー (声:井上奈々子)
- 二つ名は「微熱のキュルケ」。ルイズの級友だが、先祖代々の因縁で犬猿の仲。その理由は先祖代々ツェルプストー家がヴァリエール家の恋人を奪ってきたからである。火の系統の魔法を得意とする「トライアングル」メイジ。ゲルマニア王国から留学してきた。使い魔は、大きさがトラほどもある巨大な火トカゲ(サラマンダー)のフレイム※。
- タバサの親友でタバサが考えてる事をその無表情な顔から読み取れる。
- 燃えるように赤い髪と瞳、褐色の肌を持つ。年は18。身長171サントでスリーサイズは、B94、W63、H95とグラマラスな体形。その美貌とプロポーションにより幾多の男を魅了してきた。だがその性格は熱しやすく冷めやすいのですぐ相手を変える。才人にも、熱烈なアプローチを仕掛けているが、他にも一ダース近くの恋人がいる。
- タバサ (声:猪口有佳)
- 二つ名は「雪風のタバサ」。キュルケの親友だが、非常に無口な上、自分のこともあまり語らない。風系統の魔法を得意とする「トライアングル」メイジ。15歳で既に爵位を取っているという若きながらかなりの魔法の使い手。使い魔は風竜(ウィンドドラゴン)の幼生、シルフィード。
- 身長は142サントとかなり小柄。青い髪と瞳を持つ。B68、W49、H67。好きな食べ物ははしばみ草のサラダで趣味は読書。かなりの本好きで、放っておくと一日中読み続ける。あまり人付合いを好まず、親しい人でなければ大抵話しかけられても無視をする。
- ギーシュ・ド・グラモン (声:櫻井孝宏)
- 二つ名は「青銅のギーシュ」。いつもバラの造花(実は魔法の杖)を口に咥えているキザな男。土系統の魔法を得意とする。土系統の魔法、錬金術でバラの花弁を青銅のゴーレムに練成し戦わせるのが二つ名の由来。女好きでナルシスト。口が上手く、どんなクサい台詞も吐いてのける。モンモランシーとは恋人同士だったが、浮気がばれてフラレてしまった。小心者で魔法もあまり上手くない。父が元帥。
- モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ (声:高橋美佳子)
- 二つ名は「香水のモンモランシー」。トリステイン魔法学院の生徒で、ルイズの級友。水系統の魔法を得意とする。趣味は香水を作る事、コレが二つ名の由来。薬の調合にも興味があり、たまに内緒で禁忌である薬を調合したりもする。特技は水泳(髪が濡れるから好きではない)。
- オールド・オスマン (声:青野武)
- ルイズ達の通うトリステイン魔法学院の長。高名な魔法使いらしいが、使い魔のネズミ「モートソグニル」を使い、秘書のロングビルにセクハラをしたり、暴言を吐いて足蹴にされたりと、普段の行動にその面影はない。
- ミス・ロングビル (声:木村亜希子)
- 院長であるオールド・オスマンの秘書。クールな知的美人だが、オスマンの前ではコミカルな表情も見せる。正体はあらゆる高価な宝を盗んできた泥棒の「土くれのフーケ」。「土くれ」は二つ名。破壊の杖を狙いトリステイン学院に忍び込んだ。巨大なゴーレムを召喚する。
- コルベール (声:鈴木琢磨)
- 二つ名は「炎蛇のコルベール」。トリステイン魔法学院の教師であり、才人の使い魔のルーンが「ガンダールヴ」である事をいち早く突き止めた。火系統の魔法を得意とし、魔法のさらなる活用法を発見しようと日夜研究している。それ故未だに独身。研究の末、才人の居た別世界で言うところのエンジンを発明した。才人の居た別世界の技術に大いに興味を持っている。戦を嫌い、アルビオンと戦争になった時も他の男性教師と違い学院に残った。
- シュヴルーズ (声:すずき紀子)
- 二つ名は「赤土のシュヴルーズ」。トリステイン魔法学院の教師で、ルイズの「錬金」魔法の失敗による爆発に巻き込まれてしまう不幸な人物。土系統の魔法を得意とする「トライアングル」メイジ。
※北欧神話に登場する物が多数名前の由来となっている。ガンダールヴは小人の名前、トリステインはトリスタンと言う女性、フレイムはフレイヤ、火の神、シルフィードは風の神からと推測できる。
主な用語
- ハルケギニア
- 平賀才人が召喚された異世界。広大なハルケギニア大陸を中心とした世界で、トリステインを始め大小多くの国家が存在する。夜には赤と青の二つの月が浮かぶ。文化レベルは中世ヨーロッパのものに近い。魔法の研究が発達しており、魔法を使える者は貴族として敬われ、多くの人々は平民として暮らしている。貴族の横暴に不満を抱いている平民も少なくない。
- トリステイン王国
- ハルケギニア大陸の西方に位置する小国。ルイズたちが通うトリステイン魔法学院はこの国にある。
- トリステイン魔法学院
- ルイズたちの母校。長い歴史を誇る由緒正しい魔法学校で、トリステインの貴族だけでなく、他国からも生徒が集まっている。全寮制。貴族の生徒たちに仕える平民や使い魔も学院に居住している。「破壊の杖」など貴重な宝物も保管されている。
- メイジ
- 魔法を使える者を意味し、その多くは貴族である。魔法は火、水、風、土の四系統が存在しており、メイジは必ずいずれか一つの系統の魔法が使える(ルイズは例外)。メイジの力の強さは、各系統の属性をいくつ足せるかで示される。一つの系統しか使えない者は「ドット」(学院の生徒はほとんどがこのレベル)、二つの系統の魔法を組み合わせることができる者は「ライン」、三つ足せる者は「トライアングル」(学院では教師やごく一部のエリートのみ)、四系統全ての魔法が使える者は「スクエア」と呼ばれる(伝説の英雄レベル)。四系統の他に伝説の系統として「虚無」という系統が伝えられている。
- 虚無
- 伝説の中でしか存在してないといわれる第五の系統。この魔法は他のどの四系統の魔法とも異なり、爆発、幻覚、記憶の消失など不可思議な効力を持つ。また詠唱に掛かる時間が長い、途中で詠唱を止めてもある程度は魔法が発動する、など四系統の魔法とは異なる点が多い。
- 他の火、水、風、土の四系統の魔法は、この世の全ての物質を構成するとても小さな粒(おそらく分子だと思われる)に影響を与える。そして虚無の魔法はそれよりさらに小さな粒(おそらく原子だと思われる)に影響を与えると言われ、この虚無の魔法を完璧に使いこなせた者は、世の理さえ思うままにすると言われている。
- 虚無を扱うには彼の始祖プリミルがトリステイン、ロマリア、ガリア、そしてアルビオン、四つの王国の王家にそれぞれ与えた四系統のルビーと指輪、そしてその王家の血が必要とされている。さらに四人の虚無の担い手にはそれぞれ伝説の使い魔が与えられ、それら全てが一つに集まった時「始祖の虚無」が復活すると予言されている。
- 始祖プリミル
- この世で最も偉大なメイジ。とても強大な力、虚無の魔法を扱い、強力な使い魔達を従えていた。彼はそのあまりに大きすぎる力を四つの王家に指輪と秘宝という形で分けた。
- 虚無の使い魔
- かつて始祖プリミルと共に闘い、其の名を伝説に残した四人の使い魔。其々の名は「ガンダールブ」、「ヴィンダールブ」、「ミョズニトニルン」。最後の一人の名は不明。
- * ガンダールブ
- *: あらゆる武器を自在に扱える使い魔。其の証のルーンは左手に刻まれる為、「神の左手」と呼ばれている。その役割は敵を倒す事ではなく、その余りにも強大な力ゆえに虚無の詠唱中は無防備になってしまうメイジを守る事。それ故に「神の盾」とも呼ばれる。
- * ヴィンダールブ
- *: あらゆる幻獣を操る使い魔。「神の右手」という異名から、ルーンの証は右手に刻まれていると思われる。その力を持って幻獣を操り移動手段として用いていたらしい。「神の笛」とも呼ばれる。
- * ミョズニトニルン
- *: あらゆる魔道具(マジック・アイテム)を扱える使い魔。額に証のルーンを刻んでおり、「神の頭脳」と呼ばれている。自身の戦闘能力はないが、様々な魔道具を扱い、主を勝利へと導く。「神の本」とも呼ばれる。
既刊一覧
- ゼロの使い魔 (2004年6月30日、ISBN 4840111057)
- ゼロの使い魔2 風のアルビオン (2004年9月30日、ISBN 4840111448)
- ゼロの使い魔3 始祖の祈祷書 (2004年12月31日、ISBN 4840111960)
- ゼロの使い魔4 誓約の水精霊 (2005年3月31日、ISBN 4840112363)
- ゼロの使い魔5 トリスタニアの休日 (2005年7月31日、ISBN 4840112908)
- ゼロの使い魔6 贖罪の炎赤石 (2005年11月30日、ISBN 4840114498)
- ゼロの使い魔7 銀の降臨祭 (2006年2月28日、ISBN 484011501X)
- ゼロの使い魔8 望郷の小夜曲 (2006年6月30日、ISBN 4840115427)
アニメ
2006年7月より放送開始された。
スタッフ
主題歌
- オープニングテーマ「First kiss」
- (作詞:ICHIKO、作曲/編曲:新井理生、歌:ICHIKO)
- エンディングテーマ「ホントノキモチ」
- (作詞:森由里子、作曲/編曲:新井理生、歌:ルイズ(釘宮理恵))
放送局
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- 7月2日開始・24:30~25:00
- 7月2日開始・25:15~25:45
- 7月2日開始・25:30~26:00
- 7月4日開始・25:30~26:00
- 7月5日開始・26:05~26:35
- 7月6日開始・25:58~26:28
- 7月7日開始・24:00~24:30(初回)
- 7月7日開始・25:30~26:00
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漫画
月刊コミックアライブで2006年8月号(創刊号)より連載。
作画は望月奈々。
インターネットラジオ
2006年6月より、メディファクラジオにて『ゼロの使い魔 on the radio ~トリステイン魔法学院へようこそ~』が配信されている。パーソナリティーはルイズ役の釘宮理恵と才人役の日野聡。
毎週金曜日更新。
外部リンク