服部克久






服部 克久(はっとり かつひさ、男性、
1936年11月1日 - )は
作曲家・
編曲家。
東京都出身。
パリ国立高等音楽・舞踊学校卒業。ジャンルにとらわれず幅広い活動を行っている。1983年より毎年1枚のペースで「音楽の自然食」をテーマとしたインストゥルメンタル集「音楽畑」シリーズをリリースしている。
父は作曲家の服部良一、息子は服部隆之である。
また、成蹊中学時代に、5年先輩のすぎやまこういちに「うちのオ-ケストラに入ってくれ」と頼まれたという話は有名。それ以来2人は50年の付き合いだという。
なお、初めて劇場用映画音楽の作曲を担当した作品は、1981年に公開された東宝映画『連合艦隊』である(主題歌「群青」を歌った谷村新司との共同による)。
主な作品
アニメ
ドラマ
ドキュメント
映画
その他
編曲
- さだとはグレープ時代からの付き合いである。また、山下・竹内夫妻の最近の楽曲のストリングスアレンジのほとんどが服部の手によるものである。
主な活動
コンサート
メディア(CD・カセット等)
プロデュース等
「記念樹」盗作疑惑騒動
服部が1993年に作曲した曲に『記念樹』(天野滋作詞、参考)という曲があった。この曲は、学校の卒業式で歌われることを目的として作られ、フジテレビの番組「あっぱれさんま大先生」で使われていたが、これに対して小林亜星が、自身作曲の『どこまでも行こう』(1966年発表)の盗作ではないかと抗議。1998年、『どこまでも行こう』の作曲者小林と、同曲の著作権者である音楽会社が、服部に対して損害賠償を請求する訴訟を提起した。具体的には、小林は『記念樹』が『どこまでも行こう』を複製したものであるとして著作者人格権(氏名表示権・同一性保持権)侵害による損害賠償を、音楽会社は複製権侵害による損害賠償を求めるものだった。
第一審(東京地裁平成12年(2000年)2月18日判決)は、フレーズごとに対比してみると一部に相当程度類似するフレーズが存在する、ということは認めたものの、全体として『記念樹』が『どこまでも行こう』と同一性があるとは認められない、として小林側の請求をすべて棄却した。
この判決を不服とした小林側が控訴し、複製権侵害の主張を撤回したうえで編曲権侵害を追加して争った。控訴審(東京高裁平成14年(2002年)5月10日判決)では一転して、両曲には「表現上の本質的な特徴の同一性」があり、この顕著な類似性が偶然の一致によって生じたものと考えることは不自然・不合理であるとし、服部が『どこまでも行こう』に依拠して『記念樹』を作曲したものであると認定した。結果として、小林の氏名表示権・同一性保持権侵害と音楽会社の編曲権侵害を肯定し、小林と音楽会社に対し合わせて約940万円の損害賠償を命じた。
服部が上告するも、最高裁は上告不受理とする決定(最高裁平成15年(2003年)3月11日決定)をしたため、控訴審判決が確定し、最終的に『記念樹』の作曲が著作権法違反にあたるものであるとされた。
この裁判の影響で、フジテレビは控訴審判決後の2002年9月1日放送分を最後に『記念樹』の使用を中止することとし、JASRACも上記最高裁決定を受けて『記念樹』の利用許諾を中止した。また、小林が小学校など同曲を使用する可能性がある団体に利用の中止を求めたため、『記念樹』は全国的に追放されるに至った。
しかしながら一部では、控訴審の認定は曲の類似性の判断をメロディのみで行ったものであり、音楽の重要な構成要素とされるリズムやハーモニーを無視したものである、と批判する意見もあり、判決確定後も『記念樹』の使用を続ける人が存在しているようである。
外部リンク