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村上 世彰(むらかみ よしあき、男性、1959年8月11日 - )は、大阪府大阪市出身の投資家。ニックネームは「せしょう」。世彰をよしあきでなく、せしょうと読む人が多いためだという。現在は六本木ヒルズの住人であるが、渋谷区広尾に時価11億ともいわれる豪邸を建設中で、村上がその近隣への挨拶も既に済ませていたことがニュースで報じられた。近く六本木からこの豪邸に引っ越すものと見られている。

M&Aコンサルティング取締役。通称「村上ファンド」を創設した人物。現金や遊休優良資産を抱えていながら有効活用していない会社の株式を取得し、資産を有効活用し企業価値を上げるよう提案などを行う、株主を軽視する経営者に対しては株主総会などで経営陣を批判・叱咤することなどから、「もの言う株主」として注目を集めた。

尚、父親は台湾華僑とインド人との間に生まれたハーフである。 村上世彰自体も東洋人とは少し違った独特の雰囲気、風貌を持っており、タレント茨城ゴールデンゴールズ監督の萩本欽一に似ているとよくいわれている。

履歴

村上ファンド(通称)

日本では、株式持合いなどの護送船団方式により、株主が経営者に対して意見をする社会通念が育たなかったため、「もの言う株主」として注目を浴びることとなった。欧米では株主が経営者に意見をする事は当たり前の事とされており、これら投資家は「アクティビスト・ファンド(活動的投資家)」と呼ばれる。しかし、村上ファンドの実態はグリーンメーラー総会屋ファンドであり、仕手筋であった、と単に批判する意見もある。

運用資産額は2006年3月末で4444億円(日本証券投資顧問業協会提出資料より)を超えており、3705億円が海外の大学財団などから、739億円が国内で、オリックス農林中央金庫石油資源開発ウシオ電機立花証券などからの出資があるとされている。個人では、1999年同ファンド設立時に富士通総研理事だった、第29代日本銀行総裁(2003年3月20日~)の福井俊彦氏が1000万円出資していた事が、2006年6月13日に公にされた。

また、ファンドの運用利率は高く、同ファンド設立後2000億円以上の運用益を上げており運用利率が高い事から多額の出資を呼び込み急成長したのではないかとする意見などがあるが、ゼロ金利政策量的金融緩和政策をとる日本政府・日本銀行などの政策により、低金利の日本円を借りて資産運用をする国内外の投資家やヘッジファンドなどの投資スタイルが2001年以降常態化しており、それら資金が流れ込んだ結果、巨額の運用資金を持つファンドが誕生したとする意見もある。

  • 東京スタイルニッポン放送の株式購入と、両社への株主地位向上・資本政策の見直し等の提案でその名を知らしめ、ライブドアによるニッポン放送の経営陣に対しての敵対的買収でも動向が注目された。
  • 大阪証券取引所阪神電気鉄道などの株式購入でも話題になった。特に後者に対しては子会社である阪神タイガース株式上場を株主の立場から提案し、ファンが球団の株式を持つことが企業価値向上に繋がるのではないかとしたが、プロ野球ファンからの批判を浴びた。
  • 村上ファンドの投資行動がきっかけに、投資ファンドの保有比率が明らかにならないまま、一部投資家が思惑で同ファンドに追従するため株価が激しく動くなど、相場の不安定感をもたらしているなどの批判があったとされている、金融審議会(首相の諮問機関)は投資ファンドなどの純投資を目的とする機関投資家を対象にした大量保有報告制度の特例について、これまで保有比率が5%超10%以下であれば3カ月毎の報告で済んでいたものを、保有比率5%以上、2週間毎の報告に改めるきっかけとなり、2006年6月7日、金融商品取引法を含む「証券取引法等の一部を改正する法律案」が成立した。
  • そして2006年6月、インサイダー取引の疑惑で東京地検の捜索を受け、村上氏が株投資への引退を表明したのを機に、委託投資者から同ファンドへの出資の解約を求められているとされており、グループの存続危機に立たされるのではないかと報道されている。2006年6月5日、証券取引法違反の疑いで逮捕された。6月11日付 読売新聞報道によれば、村上容疑者は甘党で、秘書から菓子パンやチョコレートの差し入れをしてもらっているという。

著書

  • (赤石浩一、小川典文と共著)『市場「淘汰」されるサービス業·顧客「選択」されるサービス業-サービス·プロバイダーが市場原理と国際競争にさらされる時代 』、ダイヤモンド社、1999年2月 ISBN 4-478-50163-7
  • 村上世彰編著 / 大石邦弘ほか著『アウトソーシングの時代-2010年、33兆円市場を拓く事業群』、日経BP社、1999年4月 ISBN 4-8222-9114-6
  • (小川典文と共著)『日本映画産業最前線』、角川書店、1999年5月 ISBN 4-04-883576-9

参考文献

  • 『週刊東洋経済』第6021号(特集=徹底解明村上ファンド)、東洋経済新報社、2006年5月20日。

関連項目

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