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東宝株式会社とうほう、Toho Co., Ltd.)は、映画演劇の製作配給および興行会社。一般には映画会社として知られる。阪急ホールディングス持分法適用会社で、2003年現在、直営映画劇場112スクリーン、直営演劇劇場2劇場(帝国劇場芸術座(2005年3月に休館。2007年11月リニューアルOPEN予定))を保有する。阪急ホールディングス、阪急百貨店とともに、阪急東宝グループの中核企業となっている。本社は東京都千代田区有楽町1丁目2-2。

歴史

発足と急成長

1932年8月に阪急電鉄小林一三によって株式会社東京宝塚劇場として設立される。1934年に東京宝塚劇場を開場の後、有楽座、日本劇場帝国劇場を所有し、日比谷一帯を傘下に納め、浅草を手中に収める松竹と東京の興行界を二分するに至る。

一方、会社設立前年に創設された、トーキー制作のための写真化学研究所(Photo Chemical Laboratory(通称 PCL))は、1937年関連会社と合併し、東宝映画株式会社となる。東京宝塚劇場株式会社は、1943年これを合併し、映画の製作・配給・興行および演劇興行の一貫経営に乗り出し、社名を東宝株式会社と改めた。なお、その名前の由来は「東京宝塚」の略である。

戦中、東京宝塚劇場、日本劇場は風船爆弾工場となり、その東京宝塚劇場が戦後は進駐軍専用のアーニー・パイル劇場と改名されて10年間観客としての日本人立入禁止となるなど、歴史の証人を演ずることになる。

林長二郎事件

他社から多くのスターを驚くほどの高給で引き抜いた。1937年11月12日、天下の二枚目林長二郎が、左顔面を耳下から鼻の下にかけて、斜めに切りつけられ、骨膜に達する重傷を負う。犯人のヤクザは、この秋、長二郎が松竹から東宝に移籍したことから、新興キネマ京都撮影所長の永田雅一らに教唆され、犯行におよんだものと判明した。事件後、林長二郎はこの名を松竹に返し、本名の長谷川一夫を名乗るようになった。

プロデューサーシステム

東宝の資本とPCLの技術の上に映画の興行面で展開をもたらしたのは製作における予算と人的資源の管理を行うプロデューサー・システムの本格的導入であり、この代表的存在が森岩雄とされる。松竹の城戸四郎、日活の根岸寛一と並び称される森だが、この分野における足跡は大きい。PCL時代より民主的な社風で知られ、監督や大スターでも個室がなく、大物に対しても「さん」付けや「ちゃん」付けであった。歌舞伎の因習を引きずった封建的な他の映画会社とは体質が全く違っていた。

東宝争議とその後の混乱

1946年から1950年にかけて、経営者と労組の対立が激化し、1948年8月には撮影所を占拠した組合員に対し武装警官や占領軍の戦車や飛行機まで出動するまでに至る。世に言う東宝争議であり「来なかったのは軍艦だけだ」と形容された。この間、大スターや有名監督の大半は第三組合によって設立された新東宝で活動を続け、東宝は再建不能とまでいわれた。

だが、そのことで入社したての三船敏郎らがすぐに主役として抜擢され、若い監督も活躍の場を得やすい状況になった。

日本映画黄金時代

1950年代に迎えた日本映画の黄金時代に、黒澤明作品や円谷英二作品を始めとする諸作品によって隆盛を極め、映画の斜陽化が始まった1960年代にも無責任シリーズ若大将シリーズでヒットを飛ばす。

1959年にはニッポン放送文化放送松竹大映と共にフジテレビを開局。テレビにも本格的に進出する。

映画斜陽期へ

1969年~1978年に東宝チャンピオンまつりとして子供向け映画を上映。

1970年代になると映画製作本数は急激に減り、テレビドラマも制作するようになり、『太陽にほえろ!』、『俺たちは天使だ!』などがヒットした。

現在

1990年代に入ると、自社での邦画制作は「ゴジラシリーズ」を除き行われなくなり、主にテレビ局が製作した映画を配給し、成功をおさめた。

2000年以降は、ワーナー・マイカル・シネマズが優位に立っていたシネコン市場に本格的に参入し、2003年のヴァージン・シネマズの買収でグループ企業のスクリーン数ではNo.1を誇る。

その後も、日本映画界、興行界に不動の地歩を占めつづけ、現在に至っている。

2006年には、年末年始恒例の東宝特撮映画が全く制作されないと同時にゼロになるのは、1990年以来になる。

主要映画

(適宜追加のこと)

主要テレビ映画

連結子会社

2005年2月28日現在で52社である。ここでは、証券取引所に上場している3社のみを挙げる。これ以外については「阪急東宝グループ」の項目を参照せよ。

所有ビルなど

これ以外については東宝株式会社 不動産経営部を参照

関連項目

プロデューサー

主な監督

主な俳優

その他

外部リンク


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