聴取率






聴取率(ちょうしゅりつ)とは、調査会社が
ラジオ局より依頼されて、放送地域内(
東京の場合、
東京駅を中心とする35km圏内が対象)において、
ラジオを聴取した人(聴取者、リスナー)が何パーセントいたかを調査した数値である。
ラジオの聴取率は、テレビにおける視聴率と似たようなものであるが、差違としては調査の方法が挙げられる。テレビ視聴率の世帯調査とは違い、ラジオ聴取率は個人調査であり、レイティング(聴取率調査)週間という期間が定められている。
民放各社は、この数値が広告の営業活動に大きくかかわることから、聴取率を重視している。調査結果は全体結果の他に、年齢や職業属性、地域など詳細も分かるようになっており、ターゲットを絞った調査結果を基に、スポンサー企業(クライアント)への営業活動が行われる場合が多い。
日本における聴取率は、かつてニールセンとビデオリサーチの2社が測定していたが、2000年にニールセンが日本における聴取率調査から撤退、現在は、ビデオリサーチの測定した結果のみが用いられることとなった。
調査方法
ラジオ放送は、カーラジオや携帯型ラジオなどで聴いているリスナーも多く、機械的に調査するのが難しいため、1件1件どの局を一番聞いたかとアンケート調査をとる日記形式になっている。あくまで自己申告制であるため、調査結果がラジオ局の宣伝などによって偏ってしまう可能性がある。実際、レイティング期間中は民放ラジオ局が「スペシャルウィーク」などと銘打ち、賞金や賞品などのプレゼントを通常より多く用意したり、地方局であればキー局から人気パーソナリティ(プロ野球中継であれば野球解説者)を呼ぶなど、聴取率を増加させるための工作が見られる。一方、スペシャルウィークとは言うものの、聴取率調査期間中であることを言う番組はほとんどない(一部トーク番組ではパーソナリティーが発言することがある)、一部の放送局の電波しか届かない環境が存在する、などの理由から実際には普段聞いている局をそのまま回答するため、どうしても偏りがでたり変動が起きづらいという指摘もでている。
調査は関東広域圏(首都圏)、関西圏、中京圏で行われる。関東広域圏(首都圏)では偶数月の中旬で年度上半期は2週間、下半期は1週間が調査期間となる。関西圏では4月・6月・10月・12月のそれぞれ1週間(2006年4月から、それまでは中京圏と同様だった)、中京圏では6月と12月に2週間を調査期間としている(2000年ごろまでは1週間だったが現在は2週間に拡大されている)。また、複数のワイド番組を統一したテーマをつけて関連性を高める試みもある。例えば2004年12月の例を挙げると…
- FM大阪 「ラヴソングス851」と銘打ち、朝5時から夜9時までに放送される生ワイド番組を恋愛ソングのリクエスト大会として放送した。
- ラジオ大阪 調査期間中の統一テーマとして「理屈抜き大感謝週間・マツケイサンバで狂喜乱舞だ!!OBC」として放送。マツケイとはスポーツ中継担当でおなじみの松本恵治アナウンサーのことで、松本が近畿各地の街頭に出かけてキャンペーンをするというものである。
- また、ほとんどの民間放送ラジオは、通常毎週日曜深夜~月曜未明については放送機器類のメンテナンスタイムのため放送休止をするが、大阪の各放送局ではこのスペシャルウィーク期間中は休止せず2週間に渡ってオールナイト・ノンストップ放送を行うことも恒例になりつつある。(東京地区でもTFMなどは日曜深夜は放送休止をせず、特番を放送する)
- この期間はオールナイトニッポンなどの全国放送でもスペシャルウイークと銘打ち、パーソナリティがリスナー宅にやってくる等の企画を行うことがあるが、あくまでも首都圏の調査であることと、パーソナリティのスケジュールの関係上、このような企画の当選者は首都圏在住者ということが多い。
関連項目
外部リンク