衛星放送






衛星放送(えいせいほうそう)とは、
人工衛星を用いて行う公衆によって直接受信されることを目的とする無線通信の送信の総称である。
日本に於いては、放送法に基づく放送(放送法施行規則に規定する衛星系による放送)として行われるもの及び電気通信役務利用放送法に基づく電気通信役務利用放送(電気通信役務利用放送法施行規則に規定する衛星役務利用放送)として行われるものがこれに相当する。
概説
地上系による放送では、見通しのよい山頂や高い電波塔に設置された送信所からVHF帯又はUHF帯(難視聴地域などではSHF帯)の周波数を用いる。この場合、受信可能な地域はアンテナが見える範囲の近隣地域に限られる。衛星放送においては、赤道上空約35,786kmにある静止衛星に中継器を置き、地球上から送信(アップリンク)した電波を受信したのち別な周波数に変換し、地球上に向けて再送信する(ダウンリンク)。静止軌道からは地球のほぼ半球が見えるため、広範囲での受信が可能である。
受信方法には次の二つがある。
- 共同受信方式 - 各地域ごとに1個の地上受信局で受信し、地上波又はケーブルテレビで再送信する方式。
- 直接受信方式 - 各家庭でアンテナ及び受信機を設置し、個別に受信する方式。
米国では、早くからケーブルテレビ(CATV)が普及したが、直接衛星放送のディレクTVなどが追いあげている。アジアやヨーロッパなどではアジアサットなどの国境を超えたテレビ放送が普及している。一方、日本ではBS(放送衛星)、CS(通信衛星)とケーブルテレビとの競合が見られる。
また、衛星放送の目的として当初は人口希薄な地域における難視聴地域の解消(すなわち既存放送コンテンツの再送信)があげられたが、その後、地上系による放送では出来ない様な専門性の高い番組を提供するなど、チャンネルを増やす目的の放送が広く行われるようになった。
また、日本放送協会(NHK)のBSは別途衛星契約が必要で、カラー契約に945円(毎月)を加えることとなる。2003年12月、NHK衛星契約数はおよそ1200万人である。
衛星放送全般の弱点
- 地上波テレビ放送用アンテナとは別に各種衛星放送用アンテナを立てて受信する必要があるが、放送サービスによっては別々にアンテナを立てる必要があることや、衛星放送向けアンテナを立てること自体の必要性を感じない世帯も少なくなく、当初見込みほどの普及率には至っていない。
- 更にSHF波であるがために、受信世帯周辺もしくは送信施設周辺において、大雪や大雨などの荒天で電波が遮られ易いため、受信障害のリスクが大きくなる点である。これが一部では言われていた「衛星放送が地上波放送を駆逐する」論の破綻の大きな原因の一つになった(他にも地方局におけるローカル番組の需要が強い地域も少なくない点もある。関西地区においては、全国ネットの巨人戦を阪神戦に差し替え中継する例が多いことが有名である)。
日本に於ける衛星放送の種類
日本に於いては、衛星放送について次の様に分類される。
放送事業者の種類
- 日本放送協会(NHK)はBSアナログ放送では全事業を単独で行うが、BSデジタル放送については委託放送事業者となる。
- 民間放送については委託放送事業者・受託放送事業者・衛星役務利用放送事業者・プラットフォーム事業者などの形態がある。→民間放送を参照
- 放送(受託国内放送)及び電気通信役務利用放送の混在
※ 国内放送として行われるBSアナログは、人工衛星の寿命に伴い2011年を以て終了予定。尚、後継人工衛星を使用し行われるBSアナログはBSデジタルと同じく受託国内放送となる見通し。
人工衛星による区分
衛星放送は、用いられる人工衛星によって、放送衛星(BS)と、通信衛星(CS)に分けられる。
放送と通信による区分
日本では、通信衛星を使って送信されている映像のうち放送事業者の扱いを受けていない場合は通信扱いである。海外においては放送と通信に差がないことが多い。実際には受信していた人も多かったが、通信サービスのチャンネルを個人宅で受信することは違法であるとされていた。海外の衛星についてはその後合法化された。
アナログによる衛星放送
BS
- 使用衛星:東経110度 (BSAT-1a)(BSAT-1b)(BS-3N)
1989年にNHKがKuバンド(14/12GHz帯)放送衛星「ゆり2号a」を用いて本放送を開始した。当初は第2放送は地上波の再送信のみで衛星受信料は徴収していなかった。BS-3N以前、地球や月の食のために放送休止があった(詳しくは後述を参照)。以後、日本の直接衛星放送はデジタル方式を含めもっぱらKuバンドを用いて行われている。映像を
FM、音声を
PCMデジタルで送出する。更に
高精細度テレビジョン放送である
ハイビジョンの試験放送をMUSE方式で開始した。
1991年には日本衛星放送(現・WOWOW)が民間で初の衛星放送を開始、またWOWOWと同じチャンネルのPCM音声のみを使用してラジオ放送を行う衛星デジタル音楽放送(St.GIGA)(2003年にワイヤービーが合併。同年にWINJに営業譲渡。)も同時開局している。
BSアナログ放送は2011年をもって終了する予定である。
食による放送休止
春分と秋分をはさんだ各1ヵ月半は太陽の光で発電される放送衛星が地球の陰に隠れる(いわゆる「地球」や「月」による食)現象のため深夜放送を休止していた時期が1997年春まであった(台風や災害報道では放送に支障がない限り休止中の時間帯でも放送を続けていた)。「月」による食の放送休止は日中の時間帯にあった(10分程度;深夜の休止時は0:30から4時間)が、現在の放送衛星は大容量のバッテリーを搭載し、太陽の光で発電される電気を蓄えることができるようになったため、「地球」や「月」による食でも放送できるようになり、放送休止は年数回のメンテナンスの時期程度となった。やがてNHKではBSアナログ放送の放送休止は完全になくなった。2000年のBSデジタル放送開始以降、NHKでは現在までBSアナログ放送での放送休止は一度もない(送出を2系統化しているためメンテナンスがあってもアナログ放送は完全無休で放送 WOWOWは不定期でメンテナンスのための放送休止あり)。
チャンネル
- BS-5ch WOWOW
- BS-7ch NHK BS1
- BS-9ch(MUSEアナログハイビジョン)
- ハイビジョン実験放送→ハイビジョン試験放送→ハイビジョン実用化試験放送→デジタル開始と同時に「NHK BShi」になる。 (アナログでの放送は2007年9月30日をもって終了)
- BS-11ch NHK BS2
デジタルBSにおいても同一の番組が放送されているが、WOWOWは放送法附則第20項に基づく届出をしなかったため、サイマル放送ではない。WOWOWのサイマル放送スロットはスターチャンネルBSに割り当てられた。
CS
CS通信によるテレビは集合住宅やケーブルテレビ向けに行なわれていた。1989年の放送法改正以後は個人宅向けの直接放送ができるようになった。これをうけて1992年に通信扱いの一部のチャンネルが放送扱いとなる。CS通信・放送(アナログ)の受信機はほぼBS兼用となっていた。主に日本衛星通信(株)のJCSAT衛星を用いる「CSバーン」および、宇宙通信(株)のSUPERBIRD衛星を用いる「スカイポート」の二つのプラットフォームに別れ、両者で限定受信方式が異なっていた(COATEC方式とスカイポート方式)。
1998年、スカイポートはディレクTVへ、CS BAANはPerfecTV!(現SKY PerfecTV!)へ無償で移行された。
ミュージックバードはデジタルによる音声放送(PCM音声放送)であるが放送法によりアナログに分類される。2002年6月1日に電気通信役務利用放送へ移行した。
このため現在では放送法に基づくCSアナログ放送は行われていない。
チャンネルについてはスカイポート、CS BAAN参照
方式
- 映像はアナログ変調(FM)
- 主搬送波周波数帯域27MHz (スカイポート36MHz)、
- 音声はデジタル変調(4相DPSK 2.048Mbps)
- Bモード: 48kHz16bitリニアPCM:32kHz14/10bit準瞬時圧伸、独立データ放送(240kbps)
- Aモード: 32kHz14/10bit準瞬時圧伸×2ch 独立データ放送(480kbps)
- 映像はベースバンド信号を周波数変調、地上アナログ放送の振幅変調(VSB-AM)より高画質、高解像度
- Bモードは、CDやBSデジタル放送より高音質で、DATと同等である。
- 基本的に地上アナログ放送と同じNTSC方式であり文字放送対応、字幕放送対応などもおこなっていた(NHK衛星第2テレビのみ実施)。
- CS通信・放送ではクローズド・キャプションによる英語字幕放送も行なわれていた。
スクランブル
- M方式(松下電器産業が開発。ホテル向けアダルト番組や企業内通信サービスで使用していた。)
- NTT方式(JC-SATのNTT通信サービスで使用。)
- コアテック方式(WOWOWやCS BAANで使用されていた方式。ミュージックバードでも利用しているがデコーダーは流用できない。)
- スカイポート方式(ソニーが開発。スカイポート通信・放送で使用されていた方式。コアテック方式よりも高画質であると言われる)
- ソニー方式(ソニーが開発。当時、郵政省やミサワホームが主に使用していた。スカイポート方式と酷似している方式。)
- B-MAC方式(企業内通信サービスで使用。)
デジタルによる衛星放送
BSデジタル
使用衛星:東経110度 (BSAT-2a)(BSAT-2c)
2000年12月1日11:00、NHK及び民放キー局の関連会社などがBSAT-1b(後にBSAT-2a)を用いて放送開始した、ISDB-S方式による衛星デジタル放送。テレビジョン放送、超短波放送(いわゆるBSデジタルラジオ、BSデジタル音声放送)およびデータ放送を同一の放送方式で送出するため、デジタル受信機が対応していれば1つの受信機で各種放送が受信可能である。
これまでのアナログによるBS放送はNHK(2チャンネル)とWOWOW、そしてアナログハイビジョンだけだったが、開始時までに、新たに民放系のBS放送を加えてテレビジョン放送10チャンネル、超短波放送(単営)11チャンネル、データ放送(単営)7チャンネルの合計18チャンネルに膨れ上がった。
現状、NHKとWOWOW・スターチャンネルBSなど一部有料チャンネルを除き無料で視聴できる。放送開始当初は「放送開始から1000日(2003年8月頃)で1000万世帯への普及を目指す」と意気込んだが、実際に視聴可能世帯が1000万世帯に達したのは、その目標から2年遅れ(BSデジタル放送放送開始から数えて1735日たって)の2005年8月である。
2005年8月に行われた放送法施行規則と放送普及基本計画の見直し(参照リンクLINK)により、BSデジタル放送はハイビジョンテレビ放送に特化した運営がためされることになり、データ・超短波(ラジオ)放送局の設置目標数は大幅に削減されたため、これらの放送局が続々と閉局・終了を発表している。
2006年7月の総務省内の研究会にて、2011年のBSアナログ放送終了にあわせて、デジタル放送のチャンネル数を50チャンネル以上とする報告書をまとめた。新規事業者以外にCS等で放送している事業者の進出や現在の事業者が複数チャンネルの運営などの可能性を示している。
BSデジタル放送における放送局等の詳細はBS委託放送事業者一覧を参照。
特徴
- 高画質・高音質の迫力あるハイビジョン映像が楽しめる(但し、画像はMPEG2圧縮、音声はMP3並み)
- テレビジョン放送では、標準画質に落とすと1チャンネルにつき3チャンネル分の分割放送ができ、同じ時間帯で異なる内容の放送が配信できる(マルチチャンネル放送)
- MP3並みに圧縮されたデジタル音声のBSデジタルラジオ放送
- 番組表をモニター(画面)で手軽に確認できるEPG(電子番組表)
- 番組に連動した情報やニュース、生活情報などがリアルタイムで引き出せるデータ放送
- 番組に連動してクイズやショッピングに参加できる双方向放送(※双方向放送に参加する場合、チューナーを電話回線に接続する必要がある。NHKの双方向番組ではインターネット接続のLAN端子搭載の機種でも対応している)
- 音声の放送形式(フォーマット)にMPEG-2 AACを使用しているため、5.1chサラウンド音声を楽しむことができる。
- 2004年4月5日から、B-CASカードによる限定受信およびコピー制御(コピーワンス)が開始された。B-CASカードをチューナー等にセットしないと視聴できず、またデジタル録画機器での放送番組のコピーに様々な制限が掛かるようになった。詳細に関してはB-CASの項目を参照。
問題点
鳴り物入りで始まったBSデジタル放送だが、下記の理由から当初の予測よりも視聴者の増加が伸び悩んでいる。
対応チューナーの普及の遅れ
- 単体チューナーのラインナップ自体が少ないうえに高価(単体のチューナーを現在生産しているのはソニー、松下電器産業〈2機種〉、マスプロ電工、DXアンテナのみ)
- ハイビジョン対応テレビが高価な大型モデルに集中し、小型モデルのラインナップが未だ貧弱(2006年に15インチ型の対応モデルが松下電器産業から発売されたが、実売価格は10万円ほどと高価)
- これについては、2011年7月24日の地上アナログ放送の停止に伴い、アナログしか対応していない受像機には2011年以降使用できなくなる旨を表示したシールを商品に表示することになったため、技術向上と低価格化によりデジタル受信機の販売が加速されると考えられる(また、テレビ本体が対応チューナーを搭載していなくても、近年低価格化が進んでいるデジタルチューナー搭載型DVDレコーダーなどと接続すれば視聴可能ではある)。
- 視聴率が計測されない、スポンサーが付かず(CMも当然のことながら全国一律でしか流せない)質の高い番組が放送されない
- その反面、視聴率獲得に走らない番組作りが可能で、地上波放送では実現しにくいジャンルの番組が多く、満足度の点では必ずしも劣るとは限らない。
放送内容面の問題
- 標準画質の映像をハイビジョンの電波に乗せただけの(いわゆるアップコンバートの)番組が多い(民放の地上デジタルテレビジョン放送でも同様)
- マルチチャンネル放送は、スポンサー間の調整などの問題により、無料放送局ではほとんど行われていない
- 双方向番組での通信を行う場合、電話線(公衆回線)を機器に接続する必要があり、IP電話のみを利用している家庭では双方向通信を利用できない。
- NHKのみ、イーサネットケーブル接続により、インターネット経由での双方向通信に対応している。民放では一部の局が実験として行っていたが、2006年3月現在では対応していない。
- データ放送は、NHK以外では内容が貧弱である。番組連動情報も、データを準備する必要があるため、NHKのごく一部の番組(野球中継の一部など)に限られている。JavaScriptを発祥とする、ECMA Scriptによる動的なコンテンツが表現できるが、Java等に比べるとその表現力は極めて貧弱であり、また実行速度が遅い。さらにチューナー各機種ごとに互換性がない部分があるため、コンテンツ制作にはノウハウが必要でありコストがかかる。仕様を規定している規格書ARIB STD-B24は1分冊が百科事典並の分厚さがある4分冊構成であり、その余りあるボリュームから人材育成もままならないのが現状である。
- その他に、4:3サイズのデジタルハイビジョン放送を4:3サイズのテレビで試聴する際、余白部分が重畳になることに因るいわゆる額縁問題がある。
- 現行のテレビで多数を占めている4:3サイズでこの現象が起こりやすい為、一部で視聴者からも不満の声が上がっている。本来BSデジタルの電波には画面サイズの識別信号が重畳されており、テレビ局側が適切な信号を送ればこの問題は発生しないのだが、テレビ局側がその処置を怠っているために発生しているのが現状である。サイズ切り替えはNHK(BS1、BS2)、BS朝日、WOWOW、スターチャンネルでは積極的に行われていて、BS日テレ、BS-iも僅かながら行われている。
- 額縁状態でなくても、ハイビジョンを4:3のテレビで見る場合にはどうしてもレターボックスやパンスキャンと為ってしまう。レターボックスの場合は画面が小さく感じられ、パンスキャンの場合はワイド部分が欠けてしまう。
- なお、テレビやチューナーで表示する放送番組の映像信号情報は、あくまでEPG情報からの取得情報である場合が殆んどで、現状ではEPGへの信号情報のアスペクト比数値の記載に関して局によっては実際の信号内容ではなく「どう見えるか」を基準に行なっている場合もあり、記載基準がまちまちで、チューナーやテレビでの情報表示は誤解を生じ易い情況にある。
- 特に地上波キー局系5局は、BSデジタル放送を利用して系列局の無い地域(NNNの佐賀県と沖縄県・JNNの秋田県と福井県と徳島県と佐賀県・FNNの青森県と山梨県と山口県と徳島県・ANNの7県・TXNの34府県)もカバーすることが期待されていたが、これらの壁で、地上波で放送されている番組がBSデジタル放送を利用して自由に放送できないのが現状である(当初は地上波の同時・時差放送とごく一部の独自制作番組の編成を主体に行う計画だった)。
- NHKは地上波・衛星波共に同一法人であるため問題視されることが無く(但し、海外向けの国際放送〈NHKワールドTV、NHKワールド・プレミアム〉では一部のスポーツニュースの映像素材やオリンピック期間中などでは放送権の都合による制限がある)、地上波・衛星波が異なる法人である民放にこの問題が浮上している。またこのような問題により、地上波より先に放送される先行放送の番組が民放では少ない。
各放送局ごとの放送形態の違い
CSデジタル
通信衛星を用いたデジタル伝送方式の放送である。現在主力となっている放送形式であり、衛星の位置・種類ごとにいくつかのプラットフォームに分かれている。
基本的に規格上はBSデジタルなどに近い仕組みなので、信号切り替えによるステレオ二ヶ国語放送など、アナログ放送では不可能なものも提供可能になっている。(2005年現在は、ごく一部のチャンネルを除きアナログ放送並みのサービスしか提供していない放送チャンネルがほとんど。)
使用衛星:東経124度 (JCSAT-3)・東経128度 (JCSAT-4A)
1996年、JCSAT-3を使用してパーフェクTV!が放送を開始。JCSAT-4AはJスカイBが使用する予定だったが、JスカイBは開局前にパーフェクTV!に合流し、SKY PerfecTV!としてサービスを提供している。伝送方式は欧州方式(DVB-S)準規を用いる。
使用衛星:東経144度 (Superbird-C)
1997年、Superbird-Cを使用してディレクTVが放送を開始したが2000年に放送終了し、この衛星は現在、デジタル音楽放送「SOUND PLANET」(USEN)が使用している。
使用衛星:東経144度 (MBSat)
移動体向け衛星放送「モバHO!」が2004年10月に放送を開始した。
使用衛星:東経110度 (N-SAT-110)
BSデジタル放送用の衛星と同じ方角に衛星が打ち上げられており、BSデジタル放送と同一アンテナで受信できるのが特長(BSデジタルのみのアンテナも一部存在する)。2002年に放送を開始、伝送方式は日本方式(ISDB-S)を採用している。当初は、SKY PerfecTV!2・プラット・ワン・epという3つのプラットフォームがあったが、2004年、集約されてSKY PerfecTV!110となった。それとは別に、2004年11月に新しいプラットフォーム・WOWOWデジタルプラスが誕生した。
使用衛星:東経154度 (JCSAT-2A)
2005年、MUSIC BIRDとCANシステムがJCSAT-2Aを利用して始めた多チャンネル衛星ラジオ。オーディオ圧縮MPEG1 Audio Layer2でサンプリング周波数48kHz、復調方式QPSKで256kbpsから64kbpsまでチャンネルによって情報量(音質)が異なる。
受信設備
- 「2150MHz」と伝送帯域が従来のアナログ放送より大幅に広いため、特に(地上デジタル放送との)共聴受信設備ではアンテナ・ケーブル・分配器・ブースター・コネクター・壁面直列ユニット(アンテナコンセント)などが従来と大幅に異なる伝送方式「2150MHz」に全面対応していることが必須条件である(従来のBSアナログ用パラボラアンテナ及びフラットアンテナは使用不可)。
- B Sアナログチューナーのみ搭載のビデオデッキやDVDレコーダーと接続する場合、アンテナ線はそれらの機器を経由せず(2150MHz対応の分配器を用いて)直接テレビに接続する(110度CSはこのつなぎ方だと受信できなくなるのと、コピーガードなどによる画像の乱れ防止のため)。これに対し、地上・BS・110度CSの各デジタルチューナーを内蔵したDVDやビデオレコーダーは2150MHz対応の分配器を内蔵しているので、外部分配器を別に用意する必要はない。
- 2150MHz対応のほか2600MHzや2655MHz対応の物も存在する。
歴史
(先史)
- 1974年 米国、応用技術衛星ATS-6で2.6GHz帯で中継実験
- 1976年 カナダ、通信技術衛星CTSで放送実験
(BS衛星放送関係年表)
(CS衛星放送関係年表)
- 1989年(平成元年)10月1日 放送法改正施行 通信衛星による直接放送を許可
(参考:予定)
関連項目
外部リンク
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