長岡市
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長岡市(ながおかし)は、北陸地方の東部、新潟県の中部(中越地方)に位置する市。
長岡地方中核都市圏を形成する中越地方の中心都市である。都市圏人口としては栃木県の小山地方中核都市圏に次いで全国39位に位置する。中心市街地は古志郡に属する。
旧長岡市は、江戸時代には越後長岡藩の城下町として栄えた。戊辰戦争と第二次世界大戦(長岡空襲)の二度にわたって市街は壊滅的被害を受けるが、不撓不屈の精神により復興を遂げ、現在に至る。それに因み、市の紋章は不死鳥をイメージして、「長」の文字を図案化したものになっている。参考
花火王国として有名であり、市の中心を流れる信濃川では、毎年8月1~3日に長岡まつり(長岡大花火大会2、3日)が開かれ、正三尺玉花火も上がる。また2005年の長岡まつりでは、市民などからの協賛金を募って、新潟県中越地震からの復興祈願花火「フェニックス」を打ち上げ、喝采を浴びた。この「フェニックス」は、同年10月23日の中越地震からの「復興の集い」や年末年始のカウントダウンイベントでも打ち上げられ、長岡を象徴する花火になった。この花火は、翌年以降の長岡まつりでも継続して打ち上げる方向で準備が進められている。
田中角榮の影響が濃い地域であり、地元の年配者は今でも「おやじ」「角さん」と呼んで懐かしんでいる。全国的には金権政治家や電波族の印象が強いが;地元では、北陸地方の交通網を整えたり、有望な人材に融資するといった人を大切にした面は、全国的にはあまり知られていない。
上越新幹線で東京から約80分、関越自動車道で東京から約3時間の位置にあり、関東地方との結びつきも強い。位置は東経138°、北緯37°付近。 南北に信濃川が縦断し、中心部では川の両岸に市街地が発展している。
人口20万人級の都市としては、世界的に見ても珍しい程の豪雪地帯であり、過去に記録的な豪雪を何度も経験している。市街には雁木が整備されているほか、市では「無雪都市」を宣言し、長岡駅前大手通り(旧国道8号等)には、雁木を改造した大規模なアーケードが設置されている。又、道路には消雪パイプが設置され、国道・県道・市道や公共施設の敷地内に至るまで広い範囲で散水消雪を行う。
大部分が地理的には盆地であるため、冬は寒く、夏は暑い傾向がある。信濃川流域には遮蔽物が少なく、夏ごろは突風が吹くため、洗濯物などは非常に早く乾く一方、強風により洗濯物が空を飛んでいる光景も目にする。
※北から東回りに
※この他、佐渡島とは海を隔てて接しており、航路により結ばれている。
| 旧・長岡市 | |
| 合併日 | 2005年4月1日合併 2006年1月1日合併 |
| 合併理由 | 編入合併 |
| 合併市町村 (2005年) | 長岡市 (~2005年3月)、中之島町、越路町、 三島町、山古志村、小国町 →長岡市 (2005年4月~12月) |
| 合併市町村 (2006年) | 長岡市 (2005年4月~12月)、栃尾市、寺泊町、 与板町、和島村→長岡市 (2006年~) |
| 現在 | 長岡市 (2006年~) |
| 合併時点のデータ | |
| 面積 | 262.45km² |
| 総人口 | 192,292人 (2005年2月1日) |
| 隣接自治体 | |
| 市の木 | |
| 市の花 | |
大規模合併前の長岡市のデータは、右記の通りとなっている。元来の都市としての長岡は内陸の都市であるが、2005年と2006年の二回に渡る大規模合併以降、行政区画としての長岡市は日本海に面する自治体となっている。
旧長岡市の市役所本庁は、2006年の合併後も長岡市の市役所本庁として使用されている。
尚、2005年から2006年の合併前における旧市町村区域ごとに置かれている支所については、#行政の項目を参照する事。
thumb|right thumb|right|長岡市役所本庁舎
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本庁
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支所
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明治維新以前の長岡の歴史については、越後長岡藩を参照。
市街地は、オフィスやホテルなどのビル街を形成する。新潟県のほぼ中部に位置し、商圏人口は60万人を超えると言われる。しかし、平野に位置してるので、郊外のロードサイドショップの進展もあり、また新潟市への一極集中に悩まされてもいる。(長岡駅#駅周辺も参照)
全国的な傾向ではあるが、商業施設の郊外化が顕著であり、中心市街地の空洞化が深刻である。市ではこれまでアーケードの架け替えや地下駐車場の整備などを行ってきたが、思わしい成果は得られていない。
新潟市と比べると、中心市街地の求心力には歴然とした差がある。郊外店は充実しており買い回り品には不便はないかもしれないが、都市型商業施設が貧弱であり、嗜好品の購買やいわゆる「ハレ」の場は新潟(もしくは東京)に依存しているのが現状である。
書籍・雑誌といった出版物は、(中央での)発売日より1日遅れて店頭に並ぶ物が多いが、物によっては発売日あるいは発売日前日に店頭に並ぶ物もある。音楽CDは通常、発売日前日には店頭に並ぶ。
戦後、交通の要衝である点から製造業が栄え、現在も精密機械や工作機械を生産している企業が多い。また、米菓の生産などを主とする食品製造業も盛んである。
天然ガスの産出量が日本一であり、越路地域を中心とした地域には、日本屈指の埋蔵量を誇る片貝ガス田がある。
下水道の整備に早い段階から取り組んでおり、普及率が95.14%と旧長岡市よりは低下したものの、それでも全国でも有数の高さである(当時、全域に避難指示が出されており人の住んでいなかった旧山古志村の区域は除く)。尚、上下水道工事の同時着工としては長岡市が全国初であった。
電線の地下化にも比較的早い段階から取り組んでいたため、長岡駅周辺や大通り沿りを中心に既に地下化が完了しており、現在もその範囲を広げつつある。しかし、新潟県中越地震の際、電力の復旧が早かったのは電線が地上に出ていた為で、長岡市の電線の地下化が完全に完了していたら復旧に時間が掛かっていたのではないかとの見方もある。
自然環境がよいためか、夏の夜は山間部を中心に多数の蝙蝠が活動するのを見かける。
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(運動公園以外の公園を除く)
市民の交通手段としては自家用車が主。バス路線も長岡駅を中心として広範囲に路線網を持つ。特に道路はよく整備されており、鋪装区間延長が全国上位である。
本州日本海側では、国道7号や国道8号などの道路元標は新潟市(本町交差点)にあるが、「上り」という場合には長岡方面を指す事になる。これは、旧出羽国(鶴岡などの東北地方日本海側)から東京に向かう方向と、上越市や富山市などから新潟市に向かう方向の双方が、長岡で突き当たるためである。
thumb|right|250px|JR長岡駅 現在はJR東日本一社のみが運営しており、長岡駅をターミナルに上越新幹線と、在来線3路線が走っている。宮内駅は上越線の終点に当たるが、普通列車は全列車が長岡発着となっている。信越本線の新潟方面は日中は概ね60分間隔で運行されている。
長岡駅は、ほくほく線開業前は、南関東から上越新幹線経由で上越市以西の北陸地方へ向かうルートの乗換駅であり、かがやき号など多数の特急列車が走っていた。ほくほく線開業により、その機能の多くは越後湯沢駅に移ってしまったが、今でも北陸地方と関東地方を結ぶ乗換駅として機能している。また、市内北西部には越後線が走っている。
かつては、旧国鉄が運営する魚沼線が来迎寺駅から小千谷市に伸びていた。さらに越後交通が運営する私鉄路線が長岡駅、西長岡駅を中心に2路線あったが、双方とも既に廃線となっている。他にも長岡ニュータウン方面から長岡駅までモノレールを導入する案が検討された事があったが、実現には至らなかった。
現在は越後交通グループ1社のみによって運営されている。長岡駅の大手口・東口双方に設けられたバスターミナルを中心に、市内各地や近郊各市町村とを結ぶ路線網が発達している。地域によってはグループ会社の越後柏崎観光バス、越後交通県央観光に委譲された路線も多い。数年前まで、バス内の料金表示が自動的に紙をパタンと落として表示するという紙芝居的ローテクによって実現されていたため、大都市から訪れた人間にカルチャーショックを与えたが、現在はほぼデジタル掲示に変わっている。
越後交通と新潟交通により、長岡駅大手口と新潟駅万代口を結ぶ高速バスが、日中30分間隔で運行されている。頚城自動車との共同運行で、長岡駅大手口と高田駅前とを結ぶ高速バスも運行されている。
また、北陸自動車道上に設置されている長岡北BS・越路BSには、新潟(新潟駅)と東京(池袋駅)を結ぶ高速バスが停車するほか、新潟と十日町や柏崎、上越市の高田と直江津といった県内各地を結ぶ高速バスも停車する。
柏崎駅前と長岡駅前を結ぶバスのうち特急バス(朝の一便のみ)は、北陸自動車道を経由している。
長岡JCTは、北陸自動車道と関越自動車道の二本の接点である。二本とも全線片側二車線。
長岡は国道8号と国道17号の接点であるため、一般道の要衝でもある。市内を一般国道11路線が経由している。市内各地でバイパス道路網が整備されており、中心部では市街地を南北に縦貫する長岡東バイパス、東西に横断する長岡バイパスがある。いずれも一部連続立体交差方式。
沿岸部の国道116号は、新潟市と柏崎を結ぶ、国道8号のバイパス的路線であり、和島バイパスなどが整備されている。
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寺泊港と佐渡島赤泊地区の赤泊港とを結ぶ「両泊(りょうどまり)航路」があり、佐渡汽船が高速船「あいびす」による定期旅客航路を運航している。南関東から佐渡島へ向かう場合、長岡駅~両泊航路経由が最短ルートとなる。
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