静岡市
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静岡市(しずおかし)は、静岡県の中部(駿河地方)に位置する市で、同県の県庁所在地である。
※呼称の区別については「静岡」のページも参照する事。
現在の静岡市(新静岡市)は、2003年4月に本来の静岡市(旧静岡市)と清水市の新設合併(静清合併〈せいしんがっぺい、せいせいがっぺい〉)によって発足し、2005年4月に政令指定都市となった物。いずれも規模の大きい両市同士の合併なので、合併後の名称には「静岡市」「清水市」を用いないと見られていたが、石川嘉延県知事の圧力で「静岡市」に決定されたと言われている。
2006年3月31日には蒲原町を編入し、これによって飛地が発生した。これは、同じく庵原郡由比町では新静岡市との合併が議会で否決され、富士川町では合併相手として新静岡市を選ぶ割合が少数派だったためである。ただし、由比町では住民投票で合併賛成派が多数であったので、今後住民発議によって合併審議が再開される可能性がある。
日本平の西麓に当たる2003年3月までの静岡市は、日本平の西麓と東麓が一緒になっている2003年4月以降の静岡市と区別して、「旧静岡市」と呼ばれる事が多い。この場合、2003年4月以降の静岡市を「新静岡市」などと呼んで区別する。静岡県静岡市町村対抗マラソンでは合併後も「静岡市静岡」と「静岡市清水」というチームわけが行われている。
旧静岡市中心部の旧称は駿河府中や駿府(すんぷ)であり、律令時代には駿河国の国府所在地として、戦国時代には今川義元と徳川家康の城下町として盛えた。
(※ 旧静岡市に関する事項は、便宜上、「#旧静岡市」の項目で整理することとする。)
2005年4月1日の政令指定都市移行に伴い、三つの行政区が設置された。
地方自治法第4条第1項の規定に基づく市の事務所の位置は、現在では暫定的に静岡庁舎の位置となっているが、規則で定める日の翌日(新庁舎完成後)より「静岡市葵区長沼663番地の9」となる。
政令指定都市移行直後、小嶋市長は都市の発展と共に行政区が増えることも示唆したが、現状では難しいとの判断で凍結。
| 会派名 | 葵区 | 駿河区 | 清水区 | 計 |
|---|---|---|---|---|
| 計 | 19 | 14 | 19 | 52 |
| 静政会 | 7 | 6 | 8 | 21 |
| 自由民主党静岡市議会議員団 | 1 | 5 | 5 | 11 |
| 公明党静岡市議会 | 2 | 2 | 3 | 7 |
| 日本共産党静岡市議会議員団 | 2 | 1 | 2 | 5 |
| 民主・市民会議 | 1 | 0 | 1 | 2 |
| 市民自治福祉クラブ | 1 | 0 | 0 | 1 |
| 無所属 | 5 | 0 | 0 | 5 |
| 欠員(計には含まない) | 1 | 1 | 0 | 2 |
frame|日本平からの富士山&清水港 静岡県の東西のほぼ中央、東京都区部と名古屋市のほぼ中間の太平洋ベルト地帯上に位置し、範囲は駿河湾から赤石山脈(南アルプス)まで南北に広がる。2003年4月の旧静岡市と清水市の合併でいわき市を抜き、2005年2月に高山市が周辺9町村と合併するまで、日本一広い面積を持つ市であった。
現在では、高山市、浜松市、日光市、北見市に次いで、全国で5番目に広い市で、政令指定都市の中では最大の面積を持つ市となっている。南北に静岡県を貫いており、東海道ルートで長距離移動する際、本市を横切らずに東西に移動する事は不可能である。
県内では行政区分上、人口、面積ともに浜松市に次ぐ第二の規模だが、DID(人口集中地区)と都市圏人口は浜松市より大きいため、実勢の都市規模は県内最大である。
富士山を望む日本平などの景勝地や、温暖な気候でも知られる。三方を山に囲まれ、南は駿河湾に接している。市域面積の10%未満しかない平野部に人口の約98%が集中しており、残り市域の大半は非可住の山林である。糸魚川静岡構造線上に位置しており、急峻な山や急流が目立つ。
又、駿河トラフに近いために、南関東と同様に大地震の危険性が指摘されており、防災にも力が入れられている。
なお、旧清水市が 大韓民国城南市と職員の交流を図るなど、友好関係を結んでおり、その関係は現在も続いているが、正式に友好都市提携を調印しているものではない。
そのため、静岡市の公式ホームページに友好都市とは記されていないが、城南市は友好都市と表記している。
現在の静岡市は、「広大な一個の中で多極型」の構成であり、中心市街地は、駿府城・静岡駅周辺と、清水港・清水駅周辺の二極を中心に形成されている。又、静岡市街地と清水市街地の中間に位置する東静岡駅周辺に、文化施設などを主体とする新市街地(新都心)を建設中であり、行政機関の移転も検討されている。
静岡と清水は、日本平を介して隣接しており、静清(せいしん、せいせい)とも総称される。
国府が置かれ、城下町としても発達した静岡は、行政・商業の中枢となっており、新幹線の停車地ともなっている。これに対して、港町から発達した清水は、工業・交通の中枢となっており、行政・商業の中枢たる静岡への対抗心も強い。
いわゆる二眼レフのような相互補完的な関係ではあるが、清水の人は静岡の街中に詳しいが、静岡の人は清水の事情に疎いという傾向が有る。清水市と上越市(新潟県頚城地方)との間では中学生の交流会が長年行われていたが、旧静岡市出身の上層部はこれを知らず、「静岡には交流が有るが、清水には交流が無い」と発言している事からも窺える。
このように、隣接して比較的密接な関係を持ちながら、それぞれの個性や性質が非常に強く、両者ともに規模も大きい構図は;大宮と浦和(さいたま市)、平と小名浜(いわき市)、京都と大津(比叡山を介して隣接し、京津〈けいしん〉とも総称される)、高崎と前橋、横浜と川崎、柏と松戸、岡山と倉敷などにも見られる。
静岡と甲府は、互いに富士山よりも西に位置する城下町であると同時に、富士川や身延街道(国道52号)などを通じて往来が行われて来た。
現在では、鉄道では静岡駅~甲府駅間に身延線特急「ふじかわ」が運行されている。一般的には、太平洋側の静岡は東海地方、内陸側の甲府は甲信地方に区分されるが、両方ともに箱根より西側で、糸静線よりも東側に位置するため、南関東への傾斜が大きい。
1969年元日に旧静岡市と合併した、安倍川上流の奥安倍地区(旧梅ヶ島村・大河内村・玉川村。静岡から梅ヶ島までは45km)や、大井川上流の旧井川村は、合併してからは疎外される傾向が大きく、37年半が経っても、この傾向は改まっていない。
2003年の新静岡市発足で政令指定都市になって以後、奥安倍と井川は、静岡市街地と共に葵区に含まれている。行政機関は、井川は「葵区役所井川支所」という扱いであり、奥安倍に至っては行政機関すら設置されていない。(一部の手続きは、市中央公民館の各分館で可能である。)
地図を見ると、井川は、鉄道が通じている島田・川根本町との関係の方が深そうであるが、実際にはバスや乗用車で静岡市街地へ向かう事が多い。大井川鉄道井川線は本数も少なく、運賃もバスで静岡市街地に行くより高いので、生活の足としては向いていない。
(ここでは2003年4月の新市発足後の静岡市について述べる。2003年3月までの静岡市については「#旧静岡市」の項目へ。その他、「清水市」や「蒲原町」のページも参照する事。)
葵区郊外の安倍川上流の地区は、日本で緑茶栽培業が興った土地でもある。これ以降、安倍川上流の郊外部では緑茶栽培業が盛んになり、江戸時代には徳川将軍家に献上する御用茶の栽培が行われた。北原白秋作詞の『ちゃっきり節』は、この歴史に因んだご当地ソング(新民謡)である。
又、ワサビ栽培業の発祥地も、奥安倍の有東木(うとうぎ)地区である。
静岡駅周辺は、大型店と商店街・鉄道駅の間に有効的な回遊性・回廊性を持っており、効率的に集積した構造の商業地区となっている。
参考:旧静岡市中心部のデータ
「静岡パルコ(仮称)」が旧西武百貨店静岡店跡地に2007年春進出することが決まっている。およそ3万m²の延床面積となり、フロアの一部には大手雑貨店のロフトなどの出店が有力視されている。
エスポット静岡東店 エスポット静岡千代田店 カインズホーム静岡羽鳥店 セイフー静岡城北店 カーマホームセンター静岡柳町店
イトーヨーカ堂静岡店 セントラルスクエア静岡(アピタ) エスパティオ ジャンボエンチョー静岡店 ケーヨーデーツー東新田店 エスポット静岡駅南店 静岡メイク パウSBS通り店(ドン・キホーテ) マックスバリュ静岡丸子店
ジャスコ清水店 西友清水店 エスパルスドリームプラザ クレッセ静岡(ジャンボエンチョー清水鳥坂店) ユーストア エスポット清水店 ジャンボエンチョー清水店 マックスバリュ清水興津店 マックスバリュ清水三保店 イオンタウン新蒲原駅前店
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※1号線(バイパス、現道共に)、52号線は市内全て指定区間(国土交通省直轄管理)、その他は非指定区間(静岡市が管理)である
※静岡IC-焼津IC間は県内他区間に比べて日平均2万台程度交通量が多く、片側3車線に改築された。現在、尾羽JCT-清水IC間でも3車線化工事中。
標高3000m以上の山岳地帯から駿河湾岸に至る起伏に富んだ地形のため、市内には多くの景勝地がある。
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古来より東海道の要衝であったので、東海道を往来した人々にまつわる名所旧跡が多い。
かつて徳川家の城下町であった事から徳川家ゆかりの名所旧跡が多く、特に水戸市と対比される事が多い。
山間部の奥安倍には多くの温泉がある。小規模なものが多いが、中には歴史のある温泉もある。
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葵区
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駿河区
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清水区
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葵区
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駿河区
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清水区 |
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葵区 |
駿河区
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清水区
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J1清水エスパルスのホームタウンであり、サッカーが非常に盛んである。旧清水市は、町田市や旧浦和市などと列んで「サッカー王国」として有名で、また旧静岡市でも盛んであった。
高校サッカーでは清水商、静岡学園、清水東、東海大翔洋、常葉橘、静岡北が市内の強豪であり、正月の高校サッカー選手権での優勝が幾度もある。しかし、近年ではサッカーの注目度があがるに連れて高校全体のサッカーレベルが上がっており、選手権タイトルからは見放されている。県内高校やクラブチームユースへの人材分散も原因の一つである。しかし、個々のテクニックレベルはかなり高いものがあり、Jリーグや日本代表に多くの選手を輩出している。
少年サッカーから高校サッカーまでの育成プログラムが非常に発達しており、現在でも県外から視察に訪れるサッカー指導者が多い。
(※ サッカーにおける駿河地方内の都市間関係については、駿河国 のページを参照せよ。)
プロ野球では、巨人や横浜のファンが多い。 横浜が人気があるのは、大洋時代に静岡草薙球場で春季キャンプを行っていたことや、地元出身の山下大輔元選手・監督(現東北楽天ゴールデンイーグルス編成本部長)が活躍したことが理由である。 現在でも横浜主催の公式戦、交流戦が年2試合程度行われており、また近年では読売ジャイアンツや阪神タイガースなどの大きな対戦カードを静岡で行うようになってきている。
また、毎年11月にはパリーグ東西対抗も静岡草薙球場で行われ、パリーグの人気も他の地域に比べて高い。
静岡草薙球場はかつて日米野球が行われたことがあり、沢村栄治がベーブ・ルースらアメリカチーム相手に9三振を獲ったというエピソードがある。その功績を称え、球場ゲート前にその対戦を再現した銅像が建っている。
高校野球では静岡商業高校のセンバツ優勝や、静岡高校の選手権準優勝などがある。
清水、静岡、藤枝などの駿河地方は、サッカーが盛んな土地柄とあって、スポーツで良い人材がサッカーに流れやすい。遠州地方の高校の方がどちらかと言うと野球が盛んであり、一時期甲子園出場し続けたが、近年では駿河地方の高校が出場する回の方が多くなっている。
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静岡県内を放送エリアとする民間放送(地上系一般放送)の本社があるほか、ケーブルテレビ局、コミュニティFM局がある。
(チャンネルは日本平送信所の番号を表記する。日本平デジタルタワー も参照のこと。)
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公立 |
私立 (旧:静岡県自動車工業高等学校) (旧:静岡精華高等学校) |
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公立 (旧:私立静岡明星高等学校) |
私立 (旧:静岡女子商業高等学校) |
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公立 |
私立 (旧:清水女子高校) (旧東海大一高と旧東海大工高が統合) (旧:静岡星美高校) |
固定電話の市外局番は、葵区・駿河区が054(200~299,600~699,900~999)、清水区が0543(20~99)と、同一市内でも2つの市外局番があり単位料金区域(MA)も054は静岡MA、0543は清水MAと市外局番ごとに異なるため旧静岡市(葵区・駿河区)と清水区の相互間は市外通話となっている。このため2007年2月1日から市外局番を054に統一、同時に清水MAは静岡MAに統合され、旧静岡市と清水区相互間は同一MAとなるためようやく市内通話となる。これにより、清水から藤枝までが、一挙に同一市内局番となる。
| 旧・静岡市 | ||
| 廃止日 | 2003年4月1日廃止 | |
| 廃止理由 | 新設合併 | |
| 合併市町村 | 静岡市 (旧)、清水市→静岡市 (新) | |
| 現在 | 静岡市(葵区、駿河区) | |
| 廃止時点のデータ | ||
| 団体コード | 22201-1 | |
| 面積 | 1146.19km² | |
| 総人口 | 469,120人 (2003年2月1日) | |
| 隣接自治体 | 静岡県:清水市、本川根町、川根町、 藤枝市、岡部町、焼津市 山梨県:富沢町、南部町、身延町、 早川町、芦安村 長野県:南信濃村、上村、大鹿村、 長谷村 | |
| 市の木 | ケヤキ | |
| 市の花 | タチアオイ | |
| 市の鳥 | ヒメアマツバメ | |
| 静岡市役所 | ||
| 所在地 | 〒420-8602 | |
| 静岡県静岡市追手町5番1号 | ||
| 電話番号 | 054-254-2111 | |
この項目では、2003年3月までの静岡市に該当する事柄について述べる。
静岡市 (-2003年3月31日)は、静岡県の中部に位置する市。2003年4月1日に、清水市との新設合併により、新静岡市 (2003年4月1日-)の一部となった。2005年4月以降は、葵区と駿河区に分割されている。いわゆる旧静岡市である。
現在の静岡市(新静岡市)は新設合併によって発足した自治体であり、それ以前に存在した静岡市(旧静岡市)は廃止されている。新静岡市(2003年4月以降)と旧静岡市(2003年3月まで)は同名別人の自治体であり、国勢調査などのデータは、2003年4月の合併前と合併後とでは、全くの別物となっている。
旧静岡市の市役所本庁舎は、現在では葵区役所となっている。又、旧静岡市の市章は、葵の葉の窪んだ部分に「岡」の字を入れた物である。マスコットキャラクターは「スンピー」。
郡においては、旧静岡市は安倍郡に属しており、「安倍川」などに郡名が残っている。
日本平の西麓に位置し、安倍川に沿う都市である。戦国時代には徳川家康の城下町であった為、東京都への志向が強く見られる。登呂遺跡や駿府城に象徴されるように、古くから歴史の表舞台に度々登場した都市の一つでもある。
県庁所在地なので、中心部は小売業が中心の商業地区となっている。郊外には、苺や緑茶の畑や、プラモデルの工場が多く見られる。
「大御所・家康の城下町」であったためか、清水や藤枝といった周辺の都市や、血縁関係の都市である東京とは対照的に、「内側志向」の住民気質が垣間見える。
旧静岡市の中心部は駿河国の国府所在地であり、府中や駿府とも呼ばれた。安倍郡に属した事から「安倍の市」が開かれ、その時代から駿河国の中心地として盛えた。このため、旧静岡市は、政治都市・行政都市という色が今でも濃い。
(特徴:中央集権国家での地方の中都市。山陽道が大動脈の時代)
(特徴:多数の戦国武将の本拠地。東海道が大動脈の時代)
(特徴:中央集権国家での地方の中都市。東海道が大動脈の時代)
安倍川の上流域から下流域までを市域に含む。狭義では、市街地と郊外に当たる安倍川下流域を指す場合も多い。又、糸魚川静岡構造線(親不知~諏訪湖~安倍川)の南端に当たるので、太平洋側では、旧静岡市を境にして、東側と西側で地質構造が変わることになる。
(※ 観光地については、「#観光」の葵区と駿河区の欄を参照する事。)