NNNきょうの出来事






『
NNNきょうの出来事』(
エヌエヌエヌ きょうのできごと)とは、
日本テレビ(
NNN・
NNS)で
1954年10月4日から放送されている深夜最終版の
ニュース番組である。
開始日・放送回数ともに全民放テレビの、日本一の最長寿番組である(ちなみに、現在の日本テレビ製作の長寿番組では第2位が『キユーピー3分クッキング(NTVバージョン)』、第3位が『NNNニューススポット』、第4位が『笑点』である)。尚、番組改編の為、2006年9月末を以って終了することが決定し、日本の民放テレビ番組の最長寿番組は52年の歴史に幕を閉じる。
一部報道では、2006年10月からスタートの後番組の準レギュラーに星野仙一氏が決まった。
番組概要
この番組はNNN加盟30局がネットする唯一の番組であり、沖縄県を除く46都道府県のほぼ全域で視聴可能である。スポンサーは月曜日から金曜日まではテレビ宮崎を除く29局はスポンサードネットである。金曜日はスポンサーのなかった時期もあった。尚、土曜と日曜については、一時マストバイ局のみのスポンサードネットが実施されていた時期があった(当時はマストバイ局でない地方局が提供クレジットを隠す為にオープニング映像を差し替えるということもあった)が、現在は全ネット局ともオールスポット扱いとなっているため、土曜と日曜は、全ネット局にスポンサーがない。2006年4月3日より、リアルタイム字幕放送を実施(土曜と日曜は除く)。
クロスネット局のテレビ大分とテレビ宮崎では、フジテレビ系列(FNN·FNS)のネット受け該当日(TOSは火曜日、木曜日、金曜日、UMKは火曜日~木曜日、土曜日(一部の試合を除く))に『PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球』(日テレのプロ野球中継)が放送され延長オプション(最大30分)が行使された場合は、報道番組の性質上必ず生放送しなくてはいけない(撮って出し=事前に編集せずに収録したもの=等ができない)ので、時間調整のフィラーとして『巨人戦ハイライト』が放送される。また、フジテレビのプロ野球中継『BASEBALL L!VE』が放映され、延長が行使された場合はそれぞれの局で日テレ配給のネットワーク受けの素材を録画して放送する(『スポんちゅ(大スポんちゅ含む)』『SPORTS うるぐす』『サッカーアース』も基本的には同じ)。
歴史
※ここで記載されている放送時間は、月曜日から木曜日までのものを基準としている。
初期~THE・DAY時代(1954.10~1988.03)
- 開始当初は、21時台の10分間の番組だったが、1960年代中頃に23時台に移行。NNN発足により、1966年にタイトルにNNNの冠を付けて再出発。1974年から小林完吾アナ(当時)が、そして1980年から櫻井良子(現:櫻井よしこ)がそれぞれレギュラー出演した。1980年代からサブタイトルの『THE・DAY NNNきょうの出来事』を加える。
- 1983年4月頃から1年ほどは小林完吾アナではなく、後にシーエス日本会長となる舛方勝宏アナ(当時)が担当していた。これは小林が夕刻の『NNNジャストニュース』の司会をされた為による。
Sports&News時代(1988.04~1994.03)
- 1988年4月から男性メインキャスターが真山勇一に変わり、同時に、『NNNスポーツニュース』を内包(当初は平日のみで、1990年4月から週末も)。それに伴い放送時間にも大幅延長して、『NNNきょうの出来事 Sports&News』と改題。この形態は、1994年3月まで継続。
- 真山は、1990年3月までに降板。それ以降は、櫻井が単独でメインキャスターを担当することになり、新聞テレビ欄には、『櫻井良子のN出来事』とタイトルが記載されるようになっていた(この記載スタイルは、2003年9月まで続けていた(井田由美がメインの時には『井田由美のN出来事』))。又、1989年10月からTBSで『筑紫哲也 NEWS23』がほぼ同じ時間帯でスタートされた為、どちらかというとジャーナリズムに突出した内容に変わっていった。
再びニュースオンリー番組へ(1994.04~2002.03)
- 1994年4月に、番組を大幅にリニューアルし、22:55(10月から22:54)からのフライングスタートとし、スポーツコーナーを切り離し、23:25までニュースオンリーの『NNNきょうの出来事』として再スタートされる。
- 1996年3月に長年にわたりこの番組の顔だった櫻井が勇退し、同年4月より土日メインを担当した井田由美アナ(当時/現在、報道部解説委員)が平日キャスターへ昇格。併せてサブキャスターを設置し、初代は薮本雅子アナ(当時/のち報道記者→フリー)が務め、一時期廃止された後、2000年4月より豊田順子アナが務めた。
出来事 & MAX時代(2002.04~2004.03)
- 2002年4月より、平日については『SPORTS MAX(現:スポんちゅ)』を番組の後半に挿入し、タイトルを『NNNきょうの出来事 & SPORTS MAX』と改める。これにより『きょうの出来事』は『SPORTS MAX』を挿んだ2部構成となり、第1部が全国ニュース、第2部がフラッシュニュース(全国ネット)とローカルニュースとなった。
- 2002年4月から2003年9月まで、ニューステロップを画面上部に常時スクロール表示していた(スポーツMAXでは表示なし)。
- 2002年10月から30分繰り下がり23:24スタートになった。同時に2部構成を廃止し、事実上スポーツコーナーを切り離している。
- 2003年4月から9月までの間の月~木曜には、『NNNきょうの出来事&SPORTS MAX INDEX』という、きょうの番組内容を紹介するミニ番組が本編開始前に放送されていた。番組内容としてこの後の「出来事」のニュースと「MAX」のスポーツ情報を少し放送するものであった。これはフィールドキャスターである菅谷大介アナが、曜日毎の女性アナウンサー(それぞれ佐藤良子、山本舞衣子、杉上佐智枝、小野寺麻衣が担当。但し、これらの4人は番組本編に登場しない)とともに担当。これにより本編は23:29スタートとなる。
- 2003年9月に7年半にわたり平日のメインを務めた井田が勇退し、同年10月より平日の放送はメインに小栗泉を迎えた現在のメンバーにリニューアルした。
- リニューアル当初は、フィールドキャスターにイラク戦争の取材で活躍したジャパンプレスの記者山本美香を起用した。イラク戦争などでの徹底した取材力を大事故・大事件発生時などの現場からの中継や特集での取材に大いに力を発揮したものの、中継がないときはただスタジオにいるだけの状態というのが多かった。そのためかわずか半年で降板している。
現在(2004.04~2006.09)
- 2004年4月に、『SPORTS MAX』を分離、再びニュースオンリー番組となった。また放送時間も再び22:54から(金曜日はこれまで通り23:30から)となった。
- 2006年4月より、月曜から木曜までの放送では著名人をコメンテーターに迎えて放送する形となった。又、放送終了後に小栗とコメンテーターがきょうのニュースについて語る『トークの泉』もスタートした(『トークの泉』はホームページにて無料で動画配信される)。
- このように平日(月曜日~木曜日)の放送時間が比較的短いスパンでコロコロ変わっている。『きょうの出来事』の部分は比較的好調にも関わらず、スポーツゾーンの視聴率が低迷していることが原因だと考えられる。実際この時間帯のスポーツゾーンはプロ野球の結果(まず最初に挙げるのが原則として巨人戦)を主導に構成されている。その巨人戦をはじめ近年のプロ野球人気が低迷していることが災いして、多様的なジャンルを取り上げる『すぽると』(フジテレビ)に押されていることも否めない。
- また伝統番組とはいえ、テレビ朝日『報道ステーション(旧:ニュースステーション)』、TBS『筑紫哲也 NEWS23』の躍進、そしてこの2番組と比べると放送時間が短く、伝えるニュースの量が少なすぎるために視聴率の低下が著しかった。コメンテーターを迎えることによる番組の「ワイドショー化」や日テレのニュース番組で不祥事が相次いだことも原因といえる。土日は24:00台の放送(平日も番組編成によっては放送時間が00:00を過ぎることも)のため『きのうの出来事』と一部で言われることもあった。
- 2006年9月、日本テレビ、そして民放最長寿番組として続いたニュース番組は52年の歴史に幕を閉じることとなった。
出演者
メインキャスター
■平日
- 1954.10~1974.03 不明
- 1974.04~1980.03 小林完吾
- 1980.04~1983.03 小林完吾、櫻井良子
- 1983.04~1984.03 舛方勝宏、櫻井良子
- 1984.04~1985.03 小林完吾、櫻井良子
- 1985.04~1988.03 小林完吾(月~木)、櫻井良子(月~水)、青尾幸(木金)
- 1988.04~1990.03 真山勇一、櫻井良子(月~木)
- 1990.04~1996.03 櫻井良子(月~木)
- 1996.04~2003.09 井田由美
- 2003.10~2006.09 小栗泉
■土曜日・日曜日
- 19??.??~1985.03 不明
- 1985.04~1988.03 芦沢俊美(金~日)
- 1988.04~1990.03 舛方勝宏、青尾幸(金~日)
- 1990.04~1996.03 井田由美(金~日)
- 1996.04~2006.09 鷹西美佳
フィールドキャスター(平日のみ)
スポーツコーナー(過去)
■平日
- 1988.04~1990.03 松永二三男(月~木)、多昌博志(金)
- 1990.04~1994.03 松永二三男(月~木)、雲野右子(金)
■土曜日・日曜日
- 1990.04~1992.03 多昌博志
- 1992.04~1994.03 村山喜彦
お天気コーナー(平日のみ)
- 2001.10~2003.09 梅田陽子
- 2003.10~2006.09 佐藤良子
スタジオセット
- 1994.03以前は不明。
- 1994.04~2002.3
- 2002.04~2004.9
- 2004.10~2006.9(予定)
- 1954.10~1974.03 - 不明
- 1974.04~1980.03 - 『NNNニュースのテーマ』(作曲:黛敏郎)
- 1980.04~1985.03 - ブレッド&バター(兄弟のデュオ)『トゥナイト愛して』(作曲:三枝成章、演奏:カシオペア)
- ※ただし、KNBなどの一部地域のネット局では、暫くの間、黛敏郎『NNNニュースのテーマ』が使用されていたが、後(KNBでは1984年頃)にブレッド&バター『トゥナイト愛して』に変わる。
- 1985.04~1988.03 - 『トゥナイト愛して』(前述のアレンジ版)
- 1988.04~1990.03 - 不明
- 1990.04~1992.03 - 不明
- 1992.04~1994.03 - 不明
- 1994.04~2002.03 - 後藤次利『file』(タイトルロゴ担当:横尾忠則)
- 2002.04~2003.09 - 梁邦彦
- 2003.10~2004.09 - 小山田圭吾 (タイトルロゴ担当:タイクーングラフィックス) (映像:宇川直宏)
- 2004.10~ - 梅堀淳
シリーズ企画
- でき心(毎週金曜日のコーナーだったが、2005年11月を以って終了)
- でき物(不定期の企画)
- 新ニッポン見聞録(月2回のコーナー)
- 安全再生(不定期の企画)
- さんかめ(11月よりスタート。毎週金曜日)
放送時間(2008年月現在)
平日
- 月曜日~木曜日22:54~23:25、金曜日23:30~23:59
土曜日・日曜日
- 土曜日深夜(日曜日未明)00:35~00:50、日曜日深夜(月曜日未明)00:10~00:25
ネット局
- 日本テレビ(1954年10月4日放送開始。当初は自社鉄塔からの送信の為、南関東のみの放送。)
- 大阪テレビ(1956年12月1日開局から1958年8月27日まで。)⇒よみうりテレビ(1958年8月28日開局から。※よみうりテレビ開局の為、大阪テレビよりNTV系番組が移行され、KRT(後のTBS)系列に一本化したことによる。ちなみに大阪テレビはのちに朝日放送と合併して現在は同社のテレビ部門)
- 中部日本放送(1956年12月1日テレビ放送開始から1958年12月24日まで。)⇒東海テレビ(1958年12月25日開局から1962年3月31日まで。 ※同社は最初日本テレビ・フジテレビ・日本教育テレビのクロスネット局としてスタートしたため中部日本放送から日本テレビの番組が移行していた。ここでのネットはフジテレビに一本化された1962年4月1日まで続く。)名古屋テレビ(1962年4月1日開局から1973年3月31日まで。※中京テレビとのダブルクロスネット時代も放送。)⇒中京テレビ(1973年4月1日から。※東海地方NNN単独ネット化による)
- テレビ西日本(1958年8月28日開局から1964年8月31日まで。※系列変更(日本テレビ⇒フジテレビ)による打ち切り。)⇒福岡放送(1969年4月1日開局から。※1990年10月1日~1991年3月31日の長崎地区NNN系列局不在時代は長崎の取材も担当。)
- 札幌テレビ(1959年4月1日開局から。)
- 青森放送(1959年10月1日テレビ放送開始から。)
- 秋田放送(1960年10月1日テレビ放送開始から。)
- テレビ岩手(1969年12月1日開局から。)
- 山形放送(1960年3月16日テレビ放送開始から。)
- 仙台放送(1962年10月1日開局から1970年9月30日まで。)⇒ミヤギテレビ(1970年10月1日開局から。)
- 福島テレビ(1963年4月1日開局から1971年9月30日のネット交換によるNNN脱退まで。)⇒福島中央テレビ(1971年10月1日福島テレビとのネット交換により開始)
- 新潟総合テレビ(1968年12月16日開局から1981年3月31日まで。)⇒テレビ新潟(1981年4月1日開局から。)
- テレビ信州(1980年10月1日開局から。)
- 山梨放送(1959年12月20日テレビ放送開始から。)
- 静岡けんみんテレビ(現:静岡朝日テレビ)(1978年7月1日開局から1979年6月30日まで。)⇒静岡第一テレビ(1979年7月1日開局から。)
- 北日本放送(1959年4月1日テレビ放送開始から。)
- テレビ金沢(1990年4月1日開局から。)
- 福井放送(1960年6月テレビ放送開始から。)
- 日本海テレビ(1959年3月3日開局から。)
- 西日本放送(1958年7月1日テレビ放送開始から。)
- 四国放送(1959年4月1日テレビ放送開始から。)
- 高知放送(1959年4月1日テレビ放送開始から。)
- 南海放送(1958年12月1日テレビ放送開始から。)
- 広島テレビ(1962年9月1日開局から。)
- 山口放送(1959年4月1日テレビ放送開始から。※開局当初は徳山放送局(現:周南放送局)向けのみの放送だった。1964年9月1日(この日より下関放送局でも放映開始)~1969年3月31日までの福岡地区NNN系列局不在時代は福岡の取材も担当。)
- テレビ長崎(1969年4月1日開局から1990年9月30日まで。)⇒長崎国際テレビ(1991年4月1日開局から。)
- テレビ熊本(1969年4月1日開局から1982年3月31日まで。)⇒くまもと県民テレビ(1982年4月1日開局から。)
- テレビ大分(1970年4月1日開局から。)
- テレビ宮崎(1970年4月1日開局から。)
- 鹿児島テレビ(1969年4月1日開局から1994年3月31日まで。)⇒鹿児島読売テレビ(1994年4月1日開局から。)
関連項目
外部リンク